どくしょ応援団

本を読もう。何を読もう? 迷ったら「どくしょ応援団」へ。親子で、ひとりで、夢中になれる本との出会いがここに!

読みきかせ応援団

わが家のお気に入り

『重力ピエロ』
『重力ピエロ』表紙
伊坂幸太郎作、新潮社・660円
 「うちで読んでないのはママだけだよ、早く読みなよ」。そう息子にせかされて読み始めたのが、『重力ピエロ』。とにかく、中3息子と中2娘の年子のきょうだいは、伊坂ワールドに夢中です。夫が読み終えて食卓に置いたこの文庫を息子が何気なく手に取り、読み始めたら夢中になり、娘に「ちょーイイよ!」とすすめたところ、娘もハマり、ふたりは夫をそそのかしては伊坂作品を買ってもらい、集めているのです。現在、娘は『アヒルと鴨のコインロッカー』、息子は『魔王』を読み、終わったらきょうだいで交換することになっているとか。そんなふたりが、「読みやすいし、展開が早くてワクワクするからやっぱりイチオシ! 友達もファンが多いよ」と言うのが… [続きを読む]
『うちのパパってかっこいい』
『うちのパパってかっこいい』表紙
アンソニー・ブラウン作・絵、久山太市訳、評論社・1365円
 離婚してから、遠く離れた場所に住むお父さんには、年に2回しか逢っていない娘。授業参観に自分だけ父親が来てくれないことなど、言わないけれど本当はさびしい思いをしているようです。そんな娘に私が一番心を砕いているのは「離れて暮らしていても、お父さんはあなたをとても愛してるのよ」と伝え続けること。ある時、偶然この絵本をみつけて手に取ったところ、とても素敵なお話とユーモアたっぷりの絵だったので、ぜひ娘と一緒に読んでみたいと思い購入しました。タイトルにもあるように主人公の僕は「うちのパパはあんなことも、こんなこともできるんだ!」と話してくれるんですが… [続きを読む]
『おしいれのぼうけん』
『おしいれのぼうけん』表紙
ふるたたるひ作、たばたせいいち絵、童心社・1365円
 保育園の年長さんにあがる前に引っ越しをし、引っ越し先では幼稚園に通うことになった息子。私が子どもの頃に読んだこの絵本を偶然みつけ、ページをめくるうちに忘れかけていた保育園での毎日を思い出したようでした。「ママ、あの頃は毎日、さやかちゃんとケンカして、先生に怒られてたよ。でもお昼寝の時になると仲直りして隣でくっついて寝てた。楽しかったなー。戻りたいなあ」って言ったり。私もそうだねー、と相づちをうちながら… [続きを読む]

ママ・パパ・祖父母向け、おすすめ本を紹介

蜜月10年「絵本の時間」 父母発、広がる世界

高嶋ちさ子さん

 わが子と一緒に絵本を開くひととき、楽しんでいますか。育児真っ最中のバイオリニスト高嶋ちさ子さん、3人の子に10年以上にわたって読み聞かせをした教育学者の汐見稔幸さんに、「絵本の時間」を聞きました。また、家事に仕事に忙しいお母さん、子どもと向き合うのに戸惑うお父さん、孫と豊かな時間を過ごしたい祖父母のみなさん、それぞれに向けて、「きっと読み聞かせが楽しくなる本」を、絵本選びの達人3人に選んでもらいました。[続きを読む]

汐見稔幸さん

ママ編
バイオリニスト・高嶋ちさ子さん「読むふりして作り話しも」
絵本ナビ編集長・磯崎園子さん「お母さん応援本を選びました」
パパ編
教育学者・汐見稔幸さん「僕の子育て中の『武器』でした」
ファザーリング・ジャパン代表理事・安藤哲也さん「お父さんの得意分野がいかせる本」
祖父母編
翻訳家・間崎ルリ子さん「親とは違う大人が登場する本」
アスパラアンケート
読み聞かせ ママの24%が「毎日」

細谷亮太さん+紺野美沙子さんの絵本トーク

紺野美沙子さん細谷亮太さん

親と子、絵本とともに育ついい関係

――0歳の子に地方自治体が絵本を贈る「ブックスタート」の本の選考委員ですね。

 細谷 お母さんになりたては、赤ちゃんに何を話しかけたらいいか戸惑ったりします。そんなとき絵本はありがたい存在になる。『くだもの』はスイカを丸ごと描いた次のページに、ほら、皿に盛ったおいしそうな一切れと「さあ、どうぞ」の文字。次々果物が登場して15秒で読めちゃうのを、「スイカって重いのよ」「甘そうね」と語りかけ、20分かけられるようになったら、親として一人前です。

 紺野 そういえば、いま中学1年の息子に絵本を読んだのは生後3カ月のときからでした。[続きを読む]

年齢別ガイド この絵本が楽しいね

 絵本の読みきかせは親子のコミュニケーション。では、子どもはどんなふうに絵本を楽しむのでしょう。専門の立場から子育てを応援する岩立京子先生のお話を参考に、こころ弾む読みきかせを始めてみましょう。

【0歳から】
絵本はおもちゃと一緒。
読んであげながらママの笑顔ににっこり
『くだもの』表紙
『くだもの』
平山和子作、福音館書店・780円
ある日、絵本に 赤ちゃんの手が伸びて!
 
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【1、2歳から】
リズミカルな言葉が大好き!
絵本を通して音も匂いも味も感じています
『ぐりとぐら』表紙
『ぐりとぐら』
中川李枝子、大村百合子作、福音館書店・840円
みんなで食べるって楽しいね
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【3、4歳から】
遊びながら育つ好奇心や想像力。
絵本をかみしめるように味わいます
『あおくんときいろちゃん』表紙
『あおくんときいろちゃん』
L・レオーニ作、藤田圭雄訳、至光社・1260円
変身して、ドキドキ。さあどうなる?
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【5、6歳から】
絵本を通して別世界を体験。
そこから、多くを読みとっていきます
『王さまと九人のきょうだい』表紙
『王さまと九人のきょうだい』
君島久子訳、赤羽末吉絵、岩波書店・1260円
ぼくって、わたしって、強いんだぞ!
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【小学生から】
お勉強と読みきかせは別の体験。
いくつになっても本を読んであげて
『どろんここぶた』表紙
『どろんここぶた』
A・ローベル作、岸田衿子訳、文化出版局・998円
居心地のよいところってどこにある?
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