ジャーナリスト学校

■月刊Journalism

【2014年11月号のご案内】

 「Journalism」11月号は「どうする 格差社会ニッポン――所得格差・雇用格差・貧困の世代間連鎖・地方消滅……」を特集しました。
 貧困状態にある子どもの数は6人に1人。ひとり親世帯の貧困率は5割を超え、7月の完全失業者数は約250万人。「1億総中流社会」だと多くの人が信じていたこの国の現実の姿です。雇用環境も劣化が進み、働く女性の非正規雇用率は6割近くに達する一方、「ブラック企業」も依然はびこっています。メディアの報道のあり方も含め、「格差社会ニッポン」の問題を徹底的に考えてみました。

2014年11月号の内容(目次)

Journalism2014年11月号表紙

[特集「どうする 格差社会ニッポン――所得格差・雇用格差・
    貧困の世代間連鎖・地方消滅……」]
◎ <徹底討論>
人口急減問題を解決していくためにも女性や子どもの貧困、
非正規労働による貧困の問題を議論しよう
増田寛也(野村総合研究所顧問、元総務相)
vs 阿部 彩(国立社会保障・人口問題研究所 社会保障応用分析
       研究部長)
vs 竹信三恵子(ジャーナリスト、和光大学教授)
司会=松本一弥(本誌編集長)

 

◎ トマ・ピケティの『21世紀の資本論』 メディアは熟読して視野を広げよ
小此木潔(上智大学教授、元朝日新聞編集委員)
◎ 生活保護を題材にした漫画『陽のあたる家』で不寛容な社会を変えていきたい
さいきまこ(漫画家)
◎ 都市の中で孤立化する日本の貧困者 メディアは身近な問題として本質に迫れ
石井光太(ノンフィクション作家、小説家)
◎ 格差の底から「革命」が生まれる 「ダウンシフターズ」として愉快に生きよう
髙坂勝(緑の党グリーンズジャパン前共同代表)
◎ 普通の人が行き場をなくし貧困に 高齢化の現場に格差社会の縮図を見た
大海英史(朝日新聞東京本社経済部次長)
◎ 奨学金返済の重荷と雇用劣化が 中間層解体と人口減を深刻化する
大内裕和(中京大学国際教養学部教授)
◎ 非正規公務員の貧困が深刻な状況に 地方紙の告発が問題の可視化に寄与
上林陽治(公益財団法人地方自治総合研究所研究員)
◎ 社会の存続脅かす「ブラック企業」問題 危険性を社会全体で認識し、対策を
今野晴貴(NPO 法人POSSE 代表)
◎ 英では貧困は政治が撲滅すべき対象 日本でも「貧困報道」を定着させよう
水島宏明(ジャーナリスト、法政大学社会学部教授)
◎ 岡山から見るホームレス事情 地道な支援活動を報道し続けたい
米澤秀敏(山陽放送〈RSK〉報道局報道部)
◎「底が抜けた」社会に歯止めをかける グローバル・ジャスティス運動
五野井郁夫(高千穂大学経営学部准教授)
◎ 海外を歩いて考えた格差社会と貧困 日本の貧困の可視化を妨げるもの
みわ よしこ(フリージャーナリスト)
◎ 超高齢化に社会の仕組みが追いつかない 北海道新聞が報じた高齢者の現実
福田淳一(北海道新聞生活部編集委員)
◎ 文化格差社会を乗り越えるために メディアは語り合う「場」を創れ
平田オリザ(劇作家・演出家)
◎「若年無業者」は格差社会の表れ 社会・家族・NPO連携で就業の道
工藤 啓(認定特定非営利活動法人「育て上げネット」理事長)
◎ 格差社会日本を統計から見る 1998年ごろが転機に
福島利夫(専修大学経済学部教授)
[メディア・リポート]
朝日新聞問題
過去の失敗から学び、それを現在に生かしていくことが基本の基本
金平茂紀(TBS テレビ執行役員、「報道特集」キャスター)
出版
アマゾンの攻勢を前に欧米の出版社が対抗策を展開
植村八潮(専修大学文学部教授)
ネット
マルチアングル映像の普及で ユーザー編集が視聴価値を変える
野々下裕子(フリーランス・ライター)
[米国のNPOメディアを考える]
米国「調査報道センター」の取り組み 既存メディアにない新しい形とは
高橋恭子(早稲田大学政治経済学術院教授)
[連載 2014 政治報道をよむ]
期待のありかを示しながら 政治のありようを見通す視点の競い合いを
牧原 出(東京大学先端科学技術研究センター教授)
カラーグラビア◎フォト・ジャーナリストの目
流浪に生きる人々 イラク
写真と文=村田信一
[朝日新聞全国世論調査詳報]
◎ 2014年9月定例RDD調査
<関連リンク>
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