ジャーナリスト学校

■月刊Journalism

【2015年8月号のご案内】

 「Journalism」8月号は「危機のメディア 過去から未来へ」を特集しました。

 1945年の敗戦から70年―。

 日本の社会は7年間の占領期を経て、「朝鮮特需」、安保闘争、高度経済成長、バブル崩壊、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、東日本大震災など、様々な出来事を経験してきました。

 その時々の動きを見つめ、時代を記録してきたメディアですが、今は「100年に一度」ともいわれるメディア環境の一大変革期のただ中にあって自らの存立基盤が根底から問われてもいます。

 「振り返ればあの時が転機だった」―。この間、直面する問題への対応を誤り、メディア企業が読者や視聴者の信頼を失って文字通り危機的な状況に陥ったことも一度や二度ではありません。

 今月号ではそんな「負の歴史」も含めた過去を検証しながら、「それが現在の報道にどんな影響を与えているか」「教訓は今に生かされているか」、そして「未来のジャーナリズムはどうあるべきか」についてじっくり考えてみました。

2015年8月号の内容(目次)

Journalism2015年8月号表紙

[特集] 「危機のメディア 過去から未来へ
 戦後70年の節目に考える/転機はあの時/活路はどこに?」

 

◎ 編集権問題から見た朝日新聞の70年
  「朝日10月革命」から池上コラム問題まで
藤森 研(元朝日新聞編集委員・専修大学教授)
◎ テレビよ、お前も「自発的隷従」へと進み
  政治の宣伝装置に成り果てるのか
金平茂紀(TBSテレビ執行役員・「報道特集」キャスター)
◎ 新聞を一気に甦らせるためには
  自由な言論でヒラメ型記者を一掃せよ
北村 肇(「週刊金曜日」発行人)
◎ テレビ政治、世論調査、ネットで発信……
  それでも変わらぬ政治取材の基本とは
田﨑史郎(政治ジャーナリスト・時事通信特別解説委員)
◎ 社論の行方や会社の事情を酌み取るな
  憎むべきは記者の怯懦と怠慢である
清武英利(元読売新聞編集委員)
◎ 原爆を「人間的悲惨」として見据え続ける
  被爆70年の連載「ヒロシマは問う」
道面雅量(中国新聞文化部記者)
◎ 時代とともに変容したメディアに
  今こそ必要な記録し批判する役割
大石 裕(慶応義塾大学法学部教授・同学部長)
◎ 「自由な社会」に向けられた銃弾
  阪神支局襲撃事件を追い続けて28年
樋田 毅(朝日新聞大阪秘書役)
◎ 国際報道に必要なのは、
  事実の正確な分析と歴史的文脈の中での意味付けだ
柏倉康夫(元NHK解説主幹・放送大学名誉教授)
◎ 戦争の実態を想像する力を呼び起こす
  フォトジャーナリズムを再び活性化せよ
石川文洋(報道写真家)
◎ 戦後に始まって70年の間に
  科学報道はどう動いてきたのか
柴田鉄治(科学ジャーナリスト)
◎ 映画『蟻の兵隊』が伝える戦争の「手触り」
  権力者の思惑にまで踏み込んだ報道を
池谷 薫(映画監督)
◎ NHKは「公共性」という旗を手放すのか
  ターニングポイントは戦後70年の「今」
桜井 均(元NHKエグゼクティブ・プロデューサー・立正大学教授)
◎ 急成長した経済報道の宴のあと
  求められる総合的なジャーナリズム
菊池哲郎(国際医療福祉大学教授)
〈連載〉 [ 政治をつかむ Essay on Politics ]
メディアへの威圧発言の背景に 政権交代による構造的要因も
矮小化せず危機感もってのぞめ
牧原 出(東京大学先端科学技術研究センター教授)
[ メディア・リポート ]
出版
商業主義によって本が量産される現状は 出版産業の真の「隆盛」とは呼べない
福嶋 聡(ジュンク堂書店難波店店長)
ネット
ニュースアプリの開発競争で 求められるジャーナリストの知恵
野々下裕子(フリーランス・ライター)
カラーグラビア
報道写真家の目
戦争と平和
――伝えたかった日本
文=小原真史
[朝日新聞全国世論調査詳報]
◎ 2015年3月全国郵送世論調査「21世紀の日本と憲法」
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