ジャーナリスト学校

■月刊Journalism

【2015年11月号のご案内】

 「Journalism」11月号は「どうして?公明党、どうなる?自衛隊」を特集しました。

 安全保障法制の議論の中で、二つの疑問が頭をもたげました。「なぜ平和の党と言われる公明党が法律成立を推進したのか」と「今後の活動で死者が出ることも予想される自衛隊は、どうなってしまうのか」です。

 公明党の動向はメディアで詳しく報道されました。ただ、どういう行動原理で動いていたのか。そもそも公明党が目指す平和とはどういうことなのかとなると、きちんと解説されていたでしょうか。

 また、自衛隊についても、安保法制が成立したら「自衛隊が危険にさらされる」という意見がありました。しかし、そういう発言の多くは自衛隊内からではなく、自衛隊の外の人たちからでした。

 公明党や創価学会の考え方、自衛隊の現状を知った上でなければ「その先」を考えることなんてできません。「そもそもどういうことか」から始めなければ建設的な議論はできないでしょう。

 この疑問を多くの論者にぶつけ、多角的に検証してもらいました。

2015年11月号の内容(目次)

Journalism2015年11月号表紙

[特集] 「どうして?公明党、どうなる?自衛隊 安保法制の議論の中で浮かんだ二つの疑問に迫る」

 

 〈自衛隊をめぐって〉
◎ 「軍隊らしくなさ」と死を意識する組織
  知ってほしい相反する自衛隊のリアル
瀧野隆浩(毎日新聞社会部編集委員)
◎ 安保法制を受け止める自衛隊
  判断を迫られる部隊指揮官の心理
小貫 武(NHK報道局社会部専任部長)
◎ 憲法9条で守られてきた自衛隊
  活動拡大で必要なメディアの監視力
森 健(ジャーナリスト)
◎ 広がる自衛隊の海外任務の選択肢
  具体的な任務の決定は日本全体の責任
山口 昇(国際大学研究所教授)
◎ 議論すべきは「自衛官のリスク」ではなく
  国家・国民が負うリスクである
渡邊 隆(国際地政学研究所副理事長)
◎ 「戦争神経症」はなぜ封印されたのか
  そこに浮かぶ、戦後日本の「平和」の姿
松下秀雄(朝日新聞編集委員)
◎ 安保法制を先取りして進む
  基地の街・佐世保での自衛隊増強
宮本宗幸(長崎新聞佐世保支社編集部記者)
◎ イラク派遣で違憲判決導いた「事実の力」
  ジャーナリストは真相に迫る努力続けよ
川口 創(弁護士)
◎ イラクでの自衛官のストレスをみる
  一番の不安と恐怖は国民の批判的な声
福間 詳(元自衛隊中央病院精神科部長)
◎ 有志連合の戦争に耽溺した豪州
  日本が同じ轍を踏まないために
リチャード・タンター(ノーチラス研究所准上級研究員)
 〈公明党をめぐって〉
◎ 与党歴13年で広がる学会員との距離
  公明党はジレンマを解消できるのか?
御厨 貴(東京大学名誉教授)
◎ 「2.5大政党」の一角たる公明党が
  安保法成立後にめざすべき方向とは
東 順治(元公明党副代表)
◎ なぜ安全保障法制に反対しないのか
  創価学会・公明党の行動原理を解く
松岡幹夫(東日本国際大学教授)
◎ 日本国憲法、9条、そして国際協調主義
  ―戦後の平和運動の一翼担った池田思想―
前田幸男(創価大学法学部准教授)
[ エネルギー問題から考える ]
再エネの技術的問題は克服可能
メディアを含め情報鎖国の日本
安田 陽(関西大学システム理工学部准教授)
〈連載〉 [ 政治をつかむ Essay on Politics ]
政治の当事者の肉声どう記録する?
「オーラル・ヒストリー」から見えた メディアのインタビューが抱える課題
牧原 出(東京大学先端科学技術研究センター教授)
〈連載〉 [ 記者講座 ―― ハウツー調査報道 ㊥ ]
取材の順番を熟考し、一問一答を想定
不意打ちされたときの反応を見たい
奥山 俊宏(朝日新聞編集委員)
[ メディア・リポート ]
放送
デモに対する拒否感が染みついたテレビ 反対運動の「新しさ」に感応できたのか?
金平茂紀(TBSテレビ執行役員)
出版
安保関連法の成立を受けて 改めて出版の役割を考える
福嶋 聡(ジュンク堂書店難波店店長)
ネット
新聞社が取り組むハッカソンは 取材現場と読者の意識を変える
野々下裕子(フリーランス・ライター)
カラーグラビア
フォト・ジャーナリストの目
行動を起こす民衆
―― ミャンマー最新事情
写真と文=宇田有三
[朝日新聞全国世論調査詳報]
   2015年8月定例RDD調査
   2015年9月定例RDD調査
   2015年9月緊急RDD調査(安保関連法成立)
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