ジャーナリスト学校

■月刊Journalism

【2015年12月号のご案内】

 「Journalism」12月号は「若者はこの国の政治を変えられるか?」を特集しました。

 安全保障法制反対のデモの中で、ひときわ注目を集めたのが学生団体「SEALDs」でした。彼ら彼女らは20代前半が中心です。この20代というのは特に政治に対する関心が低い世代と言われてきました。

 例えば昨年の衆院選の投票率は戦後最低の52.66%でしたが、20代は32.58%で特に低くなっています。でも、この20代の中から新しいムーブメントが出てきているのです。

 来年の参院選から投票年齢が18歳に引き下げられます。18歳と19歳を合わせた約240万人が対象です。これは全有権者数の約2%に過ぎませんが、大きな意味を持つ2%ではないでしょうか。

 いま若者の中で何かが起きているようです。この動きは政治を変えられるのでしょうか。投票年齢の引き下げは若者の意識を変えるでしょうか。主権者教育を託された高校の現場は混乱していないでしょうか。私たち大人は、この国の未来のために何をするべきなのでしょう。「若者と政治」を考えました。

2015年12月号の内容(目次)

Journalism2015年12月号表紙

[特集] 「若者はこの国の政治を変えられるか? デモで見せた若い力、投票年齢は来年18歳に」

 

◎ この国の未来に絶望しかなかった僕たちが
  「民主主義ってこれだ!」とコールするまで
千葉泰真(SEALDsメンバー・明治大学大学院生)
◎ 「戦後」に対する危機意識を機に
  日本でも活発化する「街頭の民主主義」
吉田 徹(北海道大学法学研究科教授)
◎ 立憲主義掲げ、言論の自由に新たな空間
  「15年安保」における若者の政治
高橋若木(大学講師)
◎ 若者の過大評価をメディアはやめよ
  デモで示された熱情こそ政治にいかせ
佐藤 信(東京大学先端科学技術研究センター助教)
◎ 「希望」の象徴だった戦争がリアルに
  最悪の世界と格闘し始めた若者たち
雨宮処凛(作家・反貧困ネットワーク世話人)
◎ SEALDsの若者が巻き起こしたデモは
  われわれの社会意識を変えるのか
磯部 涼(音楽ライター)
◎ 10代・20代がライターのウェブメディア
  独自の視点で社会に切り込んでいく
多胡優作(SeiZee編集部員)
◎ 若者の「普通の生活」を求める感覚を軸に
  地域に根づき苦境を希望に変えていく
開沼 博(福島大学特任研究員・社会学者)
◎ 高校生の「コドモ」扱いをやめよう
  メディアはまなざし変える努力を
広田照幸(日本大学文理学部教授)
◎ 「18歳選挙権」実施を機に、学校全体で
  主権者としての政治教育に取り組め
林 大介(東洋大学社会学部社会福祉学科助教)
◎ ネット選挙解禁時の過ち繰り返すな
  候補者側より有権者側に立つ報道を
髙橋 茂(VoiceJapan代表取締役)
◎ 新しい「18歳選挙権時代」をつくる
  若者と政治は身近な街でつながれる
原田謙介(NPO法人YouthCreate代表)
◎ 若者の投票率アップ作戦、続々と
  問われているのはオトナの本気度だ
甲斐朋香(松山大学法学部准教授)
◎ 若者の政治的無力感を払拭するために
  ―高校現場における政治/哲学教育の可能性―
渡部 純(福島県立高校教諭)
[ 読者の声 生かすために ]
パブリックエディター × 朝日新聞当番編集長
紙面、報道、そしてメディアを語り合う
〈連載〉 [ 政治をつかむ Essay on Politics ]
9条解釈の幅を広げた安保法は憲法改正の機運を高めたのか?
必要なのは国民の「憲法理解」だ
牧原 出(東京大学先端科学技術研究センター教授)
〈連載〉 [ 記者講座 ―― ハウツー調査報道 ㊦ ]
情報から証拠を見いだし、信用性を測る
まずは自分の持ち場で端緒を探ろう
奥山 俊宏(朝日新聞編集委員)
[ メディア・リポート ]
新聞
どう乗りこえるか、風化と風評 マス倫懇大会で見えてきた課題
寺島英弥(河北新報社編集委員)
放送
「南京大虐殺」記憶遺産登録で露呈 解説力欠如のテレビ、奮闘するラジオ
水島宏明(ジャーナリスト・法政大学社会学部教授)
出版
「ツタヤ図書館」をめぐる 過剰なバッシングについて考える
植村八潮(専修大学文学部教授)
ネット
仮想現実(VR)を使ったスポーツや選挙中継の可能性
小林啓倫(日立コンサルティング 経営コンサルタント)
カラーグラビア
写真家の目
15年安保の肖像
写真と文=尾崎孝史
[朝日新聞全国世論調査詳報]
   2015年10月定例RDD調査
   2015年10月大阪府民意識調査
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