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父の遺志を胸に ケネディ新大使着任

11月16日付朝刊1面 1総合

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成田空港に到着した、米国のキャロライン・ケネディ新駐日大使=遠藤啓生撮影

 米国の新しい駐日大使になったキャロライン・ケネディ氏(55)が15日、着任した。1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の長女で、女性初の駐日米大使となる。

 成田空港に到着後、夫を伴って報道陣の前に現れ、「父は米国大統領として初めて訪日することを望んでいた。日米両国の緊密な関係の強化に取り組めることは、私にとって特に名誉なことだ」と声明を読み上げた。「数週間以内に子どもたちも合流する」という。「日本と米国は自由、民主主義、法の支配を共有している。日米同盟は平和で繁栄する世界にとって非常に重要だ」とも述べ「日本という美しい国を見て多くのことを学び、新しい友人をつくることを楽しみにしている」と話した。19日に天皇陛下への信任状奉呈式に臨む。



米の対アジア戦略、懸念払拭担う 普天間移設も焦点 ケネディ新大使

11月16日付朝刊9面 国際

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 米国の新駐日大使として着任したキャロライン・ケネディ氏は、オバマ大統領と太いパイプを持つとされ、日米双方で期待が高まっている。一方で、早くも課題は山積している。

 ケリー国務長官は14日、日米関連の会合で「オバマ大統領は自分が耳を傾け、敬意を払う人物を日本に送った」とケネディ氏と大統領の関係を強調した。

 12日の壮行式典でも「この極めて重要な時期に彼女が日本に行くことを大統領も私も楽しみにしている」とあいさつ。ケネディ氏が取り組む課題として、米国のアジア重視戦略を挙げた。米国内外からはオバマ政権がどれだけ真剣にアジア重視に取り組むか疑問視する声も出始めており、ケネディ氏はこうした懸念を払拭(ふっしょく)する役割を担う。

 ケリー氏はこのほか、北朝鮮、日韓の和解、海洋安保、気候変動問題なども課題に挙げた。

 日米関係ではほかにも、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題も重要な局面を迎える。米政府としては、海兵隊のグアム移転に議会の理解を得るためにも移設問題での進展を期待している。

 環太平洋経済連携協定(TPP)ではオバマ政権は年内の交渉妥結を目指している。ケネディ氏は9月の議会公聴会で「TPPなどの貿易の取り組みを推進する」と証言しており、積極的に取り組む姿勢だ。

 (ワシントン=大島隆)

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