現在位置:
朝日新聞社インフォメーション >
NIE 教育に新聞を >
この記事を手がかりに >
記事

カレンダーの移り変わり

大阪市立昭和中学校・植田恭子

印刷

君が世や寺へも配る伊勢暦 一茶

 かつては12月になると、暦売が立ち売りをしていたそうです。カレンダーが最後の一枚になると、年の瀬を実感しますね。師走に入り、何かと慌ただしい日々を送っておられる方が多いのではないでしょうか。来年のカレンダーはもう準備されましたか。カレンダーも様変わりしてきました。今回は「カレンダー」についての記事を手がかりに考えていきましょう。

①暦の歴史

 「太陰暦」「太陰太陽暦」「太陽暦」という言葉を聞いたことがありますか。暦の歴史については、国立国会図書館「日本の暦」暦の歴史に詳しく書かれているので、アクセスしてみましょう。国立国会図書館が所蔵している暦や資料の画像を見ることもできます。

 日本では、明治6年以前、太陰太陽暦が用いられていた時代には、暦とそこに書かれている事柄は、人々の生活と大変密な関係にありました。暦を見て、農作業をはじめとした生活の有り様を決めていました。暦に書かれている情報にはどのようなものがあるのかを調べてみましょう。

 四季の移ろいがある日本では、暦の中の季節に関係する言葉は、俳句の季語になっている場合が多いようです。暦と季語の関係についても調べてみましょう。

②いろいろな暦

 最近のカレンダー事情については、「この人に聞きたい」の記事から読み取ることができます。「日めくり」が減り、「月めくり」が増えてきているなど、カレンダーの変化は世相を反映しているようです。売れ筋の図柄やデザインだけを見ても、作られた時代を読み解くことができそうですね。

 『現代こよみ読み説き辞典』(柏書房)には、世界の暦について書かれています。イスラム暦やアイヌの暦、ユリウス暦などさまざまな暦について調べてみましょう。日本各地で作られた暦もたくさんあります。「京暦」「会津暦」「伊勢暦」「江戸暦」以外にもさまざまあるので調べてみましょう。「おばけ暦」というのもあります。さて、どんな暦でしょうか。

③紙のカレンダーのこれから

 「紙のカレンダー、なくなることは?」の質問に、宮崎社長は「紙だからこそできることも生かしながら、スマホなどと融合したサービスを考えていきたい」と答えておられます。アナログのカレンダーとデジタルのカレンダーを比べてみましょう。アナログにはアナログのよさ、デジタルにはデジタルのよさがありますね。

この機会に紙のもつ質感についても考えてみましょう。カレンダーでもさまざまな紙が使われています。原材料、手触り、臭いなどの視点から比較してみてはどうでしょう。

なかでも和紙は別格ですね。全国でさまざまな和紙が作られています。その違いについても調べてみましょう。牛乳パックで紙を作ってみるのも面白いでしょう。

④オリジナルカレンダー

 「カレンダー」と聞いて、あなたはどのようなものを思い浮かべますか。心に残るカレンダーというのはありますか。私の思い出のカレンダーは、国語教育に尽力された大先輩から、年の瀬に励ましの言葉とともにいただいた「ねむの木学園カレンダー」です。疲れた時に眺めて癒されていました。お気に入りは、くどうなおことのはらのみんなの「のはらうたカレンダー」。2014年の干支は「うま」ですから、巻頭を「こうまさとし」くんが飾っています。毎年、家のリビングにかけるカレンダーは「これ」と決めているという人もいるのではないでしょうか。

 来る年への思いを込めて、12カ月をイメージしながら、オリジナルのカレンダー作ってみましょう。写真を活用してもいいですし、毎月の目標を書いてもいいでしょう。好きな俳句や詩、季節の言葉を書いて、自分で絵を描くというのはどうでしょうか。自分で漉いた紙に書けたらなおいいですね。家族で分担して作ってみるのも楽しいでしょう。

 2014年のカレンダーには、楽しい予定が書きこめますように。

ポイント学習ページへ ワークシートへ

バックナンバー

過去記事一覧

NIE 教育に新聞を

 新聞、ニュースを調べ学習や自由研究に役立てるページです。ご感想・お問い合わせなどは、NIE事務局(ファクス03・5540・7469)まで。