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天狗が湯立て神事 長野・飯田、霜月まつり

12月13日付 長野県版

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煮え立つ湯釜の熱湯を素手ではねる上町正八幡宮の霜月まつり「四面(よおもて)」=飯田市上村

 【山田雄一】師走の南信州・遠山郷を彩る伝統の霜月まつりが、飯田市南信濃・上村の九つの神社で次々と催されている。

 12日午前5時15分、上村の上町正八幡宮。前日早朝から舞殿で夜通し続いた神事や舞いは、最高潮の「四面(よおもて)」を迎えていた。

 天狗(てんぐ)の面をつけた舞い手4人が登場し、2人が笛や太鼓に合わせて調子を取りながら、煮えたぎる二つの湯釜の前へ向かった。やおら素手で横に勢いよく振り払う。熱湯が飛び散り、一気に湯気が上がった。古式ゆかしい湯立ての所作に、見守る地域の人びとや観光客から大きな歓声がわいた。

 霜月まつりは旧暦11月の今月、神と里人が出会う場とされる。穀物の実りを願い、里の平和を祈る。国の重要無形文化財で、宮崎駿監督の代表的アニメ作品「千と千尋の神隠し」の素材になったといわれる。

 準備を担った上町自治会の仲井良雄会長(72)は「今年も無事に伝統が継承でき、安心しました」と徹夜の疲れも見せずに話した。

 まつりは遠山郷の各地で16日未明まで予定されている。

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