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この記事を手がかりに 2014/04/18  >
学習のポイント

ウエアラブル端末の未来は
ウエアラブル・テック・エキスポ

慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科(元公立中学教員)・有馬 進一

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 ウエアラブル。最近、耳にしたり目にしたりすることが多くなりましたね。「身につけて持ち歩くことができる」ことを意味するようです。コンピュータとの通信機能を持つことで、ウエアラブル情報端末の小型軽量化が可能になってきました。いよいよ、コンピュータを身につけるイメージが現実のものになりつつあります。
 紙面上部の年表よると、1990年代米国でウエアラブルの考え方が提唱され、技術開発が行われてきたことがわかります。腕時計タイプのものや頭部に装着するタイプのものなど、いろいろなものが製品化されています。つい先日、米国でメガネ型の情報端末「グーグルグラス」が限定販売されたことが話題になりました。為末大(元五輪選手)さんが色々と身につけている写真からも、様々なものが開発されていることがわかります。

(参考)

●学習のポイント

 注目されるウエアラブル端末が、3つのカテゴリーに分けて20面にまとめられています。為末大さんが身につけているものも含め、気になるウエアラブル端末についてどのような機能を持っているのか調べ、「こんな機能があるともっといい」というアイデアを出してみましょう。
 それでは、ウォーミングアップとして、スマートフォンと連動する腕時計型端末「SmartWatch 2『SW2』」を例に、機能の過不足について考えてみましょう。さらに、その製品が必要とされるものなのかどうかについても考えてみましょう。

(参考)

(1)スポーツ・ヘルスケア分野

 この分野はすでに普及段階と書かれています。健康・安全をキーワードにした身近なウエアラブル端末として、今後とも需要が見込まれそうです。高齢社会への対応とも関係しますが、予防医療ともつながりが深い製品が開発されるといいですね。また、介護支援のためのロボットスーツなどもこの分野に入れて考えることができると思いますが、いかがでしょう。

(参考)

(2)エンタメ・メディア分野

 米グーグルのメガネ型端末「グーグルグラス」は、ディスプレイとカメラなどを搭載している対話型の端末です。両手が使える状態で操作することが可能なことから、スポーツ中継が劇的に変わる可能性が出てきています。どのような場面で活用ができるかを考えてみるのも楽しいと思います。
 グーグルグラスで紙面を見ると、記事に関連した動画などが現れるアプリも紹介されています。AR(拡張現実)の技術を発展させて、紙とデジタルを融合させた未来の新聞を提案しているとも言えそうです。

(参考)

(3)ファッション・産業分野

 頭部装着型のディスプレイ端末を、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と言います。「グーグルグラス」は片眼ですが、メガネのような両眼タイプのものやゴーグルのように両眼を完全に覆うHMDもあります。日常装着して使用する場合は、違和感がないことや美しさも問われそうです。
 HMDは、両手が使えるところにメリットがあることから、どのような産業分野で使用するのに適しているのでしょう。様々な産業を考えながら、アイデアを出してみましょう。

(4)ウエアラブル情報端末の課題

 コンピュータとの通信機能を持つ情報端末ですから、情報管理をしっかりとしておく必要があります。特に、個人が身につけて使用することから、プライバシーに関わるデータの取り扱いに注意を払わなければなりません。具体的にはどのようなことが課題になるのか、例を挙げて考えてみましょう。

発展学習

 ウエアラブルの未来に考えてみましょう。紙面上部に、20XX年と20YY年の予想も書かれています。これを参考に、10年後、そして20年後にはどのようなウエアラブルの未来がやって来ると思いますか。
 例えば、情報端末を使用する人の気持ちを穏やかにしたり、さらには笑顔にしたりする機能などが加わると、使って楽しいウエアラブル端末になるように思いますがいかがでしょう。期待ばかりとは限りません。問題となる解決すべき課題についても考えてみましょう。

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