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 疑問残った 直前の準備 (理想と現実 日本代表㊦)
  千葉県市川市立塩焼小学校・武藤和彦
 (朝日新聞社発行 2014年6月29日付 朝刊18ページ)


 今、旬なスポーツと言ったらFIFA2014ワールドカップブラジル大会でしょう。
私もささやかではありますが、審判員という立場で日本サッカーに関わっていますが、この度の日本代表のグループリーグ敗退は心から残念で仕方ありません。

 TVや雑誌、新聞紙上でも敗因分析がされていますが、今回、わたしも同感だと思ったこの記事から一緒に考えてみたいと思います。

 ◎ 学習のポイント ◎

 (1)この紙面からは何が敗因ではないかと書かれていますか。

 日本人気質だとは思うのですが、「油断」「慢心」というのがあるような気がします。

 本大会直前に弱めの格下チームと試合を組み、勢いと弾みをつけて本選に乗り込みたいという意図は感じていましたが、それは『諸刃の剣=もろはのつるぎ』ではなかったのかと言う疑問が大会前から感じていました。勝ち続ければ国内は盛り上がり、興行的(こうぎょうてき)にも成功するかも知れませんが、代表が求めていたものとは乖離(かいり)していたかも知れません。

 かつて大リーグで今も活躍しているプロ野球選手のイチローがこう言ってました。「アメリカで大成(たいせい)するには、いかに長い飛行機での移動に順応するかだ」と。

 代表はキャンプ地と試合会場を移動する距離を甘く見ていたかも知れないし、各試合会場の気候(気温・湿気)に体調を合わせることに順応出来なかったかも知れません。

 (2)4年前の南アフリカ大会ではベスト16まで進出した日本代表。その要因はなんだったと思いますか。

 前回大会では、見事決勝T(トーナメント)へ進んだ代表でしたが、高地対策やトレーニングをオフにしてリフレッシュするという手段を講じたのが成功の一因だったようです。しかし、何よりも先発11名が入れ替わることのなく試合に臨めたことが揺るぎない自信やメンタル(精神的に落ち着いた状態)の強さが好結果につながったと思います。

 みなさんもあの南アフリカ大会での賑やかだったブブセラ(楽器)の音を思い出しながら考えてみませんか。

 (3)日本代表の敗退が決まった直後(コロンビア戦)に観客に挨拶しているシーン(掲載写真)があります。選手にどういう声をかけてあげますか。

 長谷部主将を中心にうなだれている選手にどういう声をかけるかは、決してスポーツだけに限らないと思います。日常生活の中でも相手と接し、励ましの言葉をかけることって大切ですね。

 (4)次はロシア大会になります。あなたが、監督になってみてどんなチーム作りをしてみたいかを友だち同士で話しあうのもいいですね。どんな選手を起用するかも含めて考えて見ましょう。

 すでに、新監督の候補が何人か挙がっているようですが、サッカーを楽しく見る方法として、自分のビジョン(未来予想)をもって観戦するのも醍醐味の一つです。
 ぜひ、あなたも最強日本代表を編成してみてください。

● 発展学習として ●

 (1)さて、決勝Tに入ったW杯。優勝チームを予想してみるのも楽しいですね。

 (2)出場国32カ国を知るのも面白いです。世界地図を広げ、マークしてみましょう。また、各国の言語、首都、気候、食事、強いスポーツ競技等を調べてみましょう。

 (3)20回目を迎えるW杯は8カ国が優勝していますが、その8カ国を調べてみましょう。

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