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 履歴たまる読書通帳
 佐久市立図書館、12日導入 /長野県
  大阪市立昭和中学校・植田恭子
 (朝日新聞社発行 2014年7月10日付 長野東北信面 朝刊29ページ)


 今夏、徳島で開催されたNIE全国大会では、「図書館でNIEを」がテーマの特別分科会が設けられました。その中で登壇者のひとりの共同通信社の小山鉄郎編集委員の発言の中に、「作家の中で、村上春樹が一番図書館のことを書いている」「新聞と図書館は似ている、共通点がたくさんある」等がありました。

 高度情報化社会における「図書館」は、「図書館法」に定められている施設としての意味だけでなく、どんどん進化、変容しています。今回は「読書通帳」の記事を手がかりに、「図書館とNIE」について考えていきましょう。


 ◎ 学習のポイント ◎

 1.「読書通帳」とは

 「読書通帳」という言葉をはじめて聞いた方も多いのではないでしょうか。

 記事から、「読んだ本を通帳に記入していく」「銀行のATMのような記入機に通帳を差し込むと本のタイトル、借りた日付が記入される」という概要はつかめますね。でも実際にどのように活用されているのでしょうか。

 せっかくですから、どのようなシステムでどのような効果があるかなどについて調べてみましょう。国内では佐久市立図書館より前に7館が利用しているということですから、その実態についても調べ、利用者のどう受けとめているのか、その声も調べてみましょう。まずは佐久市のWebページにアクセスしてみましょう。 【→ 佐久市 Webページはこちら】

 2. 図書館の情報化

 「図書館での本の貸し出し、返却は、バーコードの読み取りによる形ですね。読みたい本、調べたい本についても、検索も機械で簡単にできるようになっています。

 「読書通帳」も事務機器メーカーの内田洋行が開発したシステムですが、IC化され自動貸出機の運用がされている図書館や「ブックシャワー」―利用者の図書も持ち込みでクリーニングできるサービスなど、多くの図書館でさまざまな取り組みがなされています。IC化によって利用者も増えているようです。

内田洋行のWebページで調べてみましょう。  【→ 内田洋行 Webページ】

あなたは図書館を、どのくらい利用されていますか。読書の秋、ぜひ一度図書館へ行ってみましょう。きっとよい出会いと発見があると思います。

 3. 学校図書館と新聞

 文部科学省・子ども読書サポーターズ会議でも「学校図書館」は、「読書センター」「学習情報センター」であり、「自由な読書活動の場、学びの場であり、子どもの育ちを支える重要な拠点」と位置付けられています。その中で社会に目を向ける窓として、多様な情報の一つとして、図書館に新聞は必要不可欠なものです。

 あなたの学校の図書館に新聞は配置されていますか。置かれていたら複数紙ありますか。新聞配備率は中学校で19.0%という数字。すべての学校に新聞1紙が実現されていないのが現状のようです。

 NIEの視察でノルウェー、フィンランドを訪問したとき、学校図書館には新聞が空間にごく自然に、あたりまえの風景としてありました。

 平成24年度から、新聞配備や学校司書の配置についても措置が講じられた「学校図書館整備5か年計画」が進められています。学校図書館への新聞配備の実態について調べ、図書館と新聞について考えてみましょう。

 4. これからの図書館

 「読書通帳」は、ICTの活用による生涯学習支援事業 (国内における実証的調査研究) ICTを活用した読書通帳による『読書大好き日本一』推進事業として導入されたものです。

 読書量の増加や読書分野の多様化などの効果があったようです。多様なツールをうまく活用することは必要ですね。

 今年15周年を迎えるNPO法人高知こどもの図書館は、新聞社と連携してさまざまな取り組みをされています。新聞配置の工夫がなされている徳島市の応神小学校。関西大学初等部の学校図書館では新聞を子どもの近くに置くための手だてがなされ、大きな成果を収めています。おしゃれな武雄市の図書館は、たくさんの来館者で賑わっているようですね。全国でさまざまな取り組みが進んでいます。

 こんな図書館があればいいな、楽しいな。理想の図書館についてみんなで話し合ってみましょう。

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 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。