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 江ノ電、「土木遺産」に  土木学会が22件選定
  信州大学教授・小山 茂喜
 (朝日新聞社発行 2014年10月11日付 朝刊6ページ)


 私たちの生活を何気なく支えてくれている土木構造物。鉄道やトンネル、橋、防風林、堤防などの土木構造物と呼ばれるものは、無いと私たちの生活は困ってしまいますが、かといって毎日それらのものを意識して生活しているかというと、意識なんてしていないよというのが、実感だと思います。土木構造物は、時代の移り変わりとともに役割を終えて、その存在を忘れられてしまったり、取り壊されてしまったりするものも多くあります。

 今回取り上げた記事のタイトルは、「土木遺産」というわけで、保存すべき土木構造物というわけです。最近は、〇〇遺産と呼ばれる保存すべきものが、多くなってきました。みなさんの、身近にある歴史的な土木構造物を、この記事をきっかけに探してみましょう。

 ◎ 学習のポイント ◎

 (1)地図帳を開いてみよう

 今年新たに土木遺産に選定されたのは20件。それぞれの場所を、まず地図帳で確認してみましょう。ただし、紙面の情報だけでは、わかりづらいので、土木学会のホームページで場所を確認して調べてみましょう。地図帳で確認した後、グーグルアースやストリートビューを使って、確認してみるのも楽しいと思います。

 ※平成26年度の選奨土木遺産(土木学会のホームページ)
  http://www.jsce.or.jp/contents/isan/2014.shtml

 (2)今年の土木遺産それぞれの選定理由を確認してみよう

 選定された土木遺産と人々の生活とのつながりについて、調べてみましょう。それぞれの土木構造物は、それぞれの土地の人々の願いや特色が生かされているものばかりです。

 また、それぞれの構造物がつくられた時代の様子を反映もしています。
 これからの私たちの生活を考えていくヒントも、隠されているかもしれません。

 (3)土木遺産すべてを確認してみよう

 これまでに、282件の土木遺産が選定されています。もしかすると、みなさんの住んでいる地域の近くにも土木遺産があるかもしれません。
 これまでに、どのような土木構造物が選定されているのかを調べてみましょう。また、近くに選定された土木構造物があったら、ぜひ見学してみましょう。

 ※土木学会選奨土木遺産(土木学会のホームページ)
  http://www.jsce.or.jp/contents/isan/index.html

 (4)土木技術の歴史を学んでみよう

 私たちの生活を支えている土木技術ですが、あまりにも縁の下の力持ち的な存在のため、ほとんど意識することがないというのが実際だと思います。
 どのように土木技術が発達してきたのか、人物を中心調べて見るとわかりやすいと思います。
 土木技術の歴史を学ぶことで、先人の思いを感じたり、それぞれの構造物の持つ意義を知ったりすることで、ものの見かたがちょっと変わってくるかもしれませんね。

 ※土木の絵本シリーズ((財)全国建設研修センター)
  http://www.jctc.jp/about/dobokuvideo

● 発展学習として ●

 私たちの身のまわりにも、何気なく見過ごしている土木構造物がたくさんあります。
 橋・道路・堤防・下線・鉄道・港湾・建物など、身近に土木構造物を探してみましょう。
 また、似たようなものに、近代化産業遺産というものもあります。合わせて、調べてみるとおもしろいと思います。

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