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この記事を手がかりに

 熱中症を知る、防ぐ なぜ重症化…
 体に熱こもり、内臓にダメージ
  ★学習のポイント★
          元公立中学教員・日本NIE学会理事 有馬進一
          (朝日新聞社発行 2015年7月15日付 朝刊 32ページ)


 連日の猛暑でいささかバテ気味ですが、皆さんは暑さを乗り切るためにどのような工夫をされていますか。とりわけ、熱中症にならないために、どのようなことをしているのでしょう。
 天気予報のコーナーでは、日中ばかりでなく就寝時の注意喚起まで、熱中症への対応は至れり尽くせりになっています。にもかかわらず、日々のニュースでは、全国で何人が救急搬送されたとか、亡くなられたとか・・・。もはや国民的な病気になった感すらある熱中症です。
 わかっているようで、以外と知らないことが多い熱中症。その予防法や発症したときの応急処置について、この記事を手がかりに、あらためて調べてみることにしましょう。

【参考】
 『熱中症』田中英登監修(汐文社)
 この本は、医学的なことが小学生にもわかりやすくイラスト入りで書かれていますからお薦めします。
 かくれ脱水JOURNAL(教えて!『かくれ脱水』委員会)
 http://www.kakuredassui.jp

 このサイトには、プリントして配布したり、ポスターとして掲示したりできる情報が満載されています。

 ◎ 学習のポイント ◎

(1)熱中症はどのような病気かまとめてみましょう。
 紙面の「熱中症の仕組み」の図を参考にして、どのようなことが原因となり、どのように病気が進行するのか、その仕組みについてまとめてみましょう。また、紙面の「現れる症状と重症度」の図を参考にして、症状がどのように変化するのかまとめ、初期段階の熱中症にも素早く対応できるようにしましょう。

 【参考】
  熱中症の予防方法と対処方法(環境省熱中症予防情報サイト)
   http://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php

(2)熱中症の予防法をまとめてみましょう。
 「熱中症は、誰でも、いつでも、どこでもかかる身近な病気」ですが、「熱中症はなくせる病気だ」とも言われています。紙面に「自分はならないと思っていたけど・・・」とあります。その「まさか・・・」にならないために、日頃からどのようなことに気をつけたらよいのか、紙面の「気をつけるポイント」の図を参考に、まとめてみましょう。
 さらに、「スポーツと熱中症との関係」や「年齢と熱中症との関係」、さらに「熱中症にかかりやすい人」「熱中症にかかりやすい場所」などをテーマにして、具体的な予防法を考えてみるのもよいでしょう。また、日頃の暑さ対策として、ゴーヤなどで緑のカーテンを作ることにも挑戦してみましょう。
このように、様々な場面を考えて、熱中症にならないように取り組んでみましょう。

 【参考】
  『熱中症対策マニュアル』稲葉裕著(エクスナレッジ)

(3)「暑さ指数(WBGT)」についてまとめてみましょう。
 気温が高いとそれだけで熱中症になるように考えられがちですが、実際には湿度が大きく関わっていることはあまり知られていません。また、地面や建物からの輻射熱(ふくしゃねつ)も気温以上に関係していることがあります。
熱中症の危険度を示すこの「暑さ指数(WBGT)」は、熱中症の予防のために気温だけでなく、湿度や輻射熱なども勘案して算出された特別な数値です。単位は気温と同じですが、意味することが違うことに注意しましょう。
なお、全国各地の「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」を知ることができますから、この夏からさっそく熱中症対策に生かしてみましょう。

 【参考】
  暑さ指数(WBGT)について学ぼう(環境省熱中症予防情報サイト)
  http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_lp.php
  暑さ指数(WBGT)とは?(環境省熱中症予防情報サイト)
  http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
  暑さ指数(WBGT)の実況と予測(環境省熱中症予防情報サイト)
   http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
  熱中症情報 (日本気象協会)
  http://www.tenki.jp/heatstroke/

(4)熱中症の応急処置についてまとめてみましょう。
 「熱中症かも?」と思ったら、素早く対応することが必要です。熱中症の応急処置(環境省熱中症予防情報サイト)のチャートにしたがい、紙面の「なってしまったときの応急処置」の図も参考に、対処法をまとめてみましょう。
 その中に、「経口補水液を飲ませる」とありますが、スポーツドリンクなどとはどこが違うのか調べてみましょう。市販されているペットボトル入りのものもありますが、自分で簡単に作ることができます。紹介した下記の本を参考にしてください。
 この経口補水液は、発展途上国の子どもたちの脱水症対策に効果があったことでも知られていますが、最近では、欧米、そして日本の医療関係者の間でも注目されているそうです。ちょっと専門的な内容も含みますが、経口補水療法の本を一冊紹介しておきます。

 【参考】
  熱中症の応急処置(環境省熱中症予防情報サイト)
  http://www.wbgt.env.go.jp/heatstroke_checksheet.php
  『イラストでやさしく解説!「脱水症」と「経口補水液」のすべてがわかる本』谷口英喜著(日本医療企画)
  『熱中症。脱水症に役立つ 経口補水療法ハンドブック 改訂版 ―脱水症状を改善する「飲む点滴」の活用法』谷口英喜著(日本医療企画)

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