朝日新聞社 NIE - 教育に新聞を -朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-
朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-

 印刷印刷  l  記事  l  学習のポイント  l  ワークシート(PDF) l  この記事を手がかりにトップへ  




この記事を手がかりに

 (マイナンバー) みんなに番号、生活どう変わる
  ★学習のポイント★
          聖心女子学院初等科・岸尾祐二
          (朝日新聞社発行 2015年10月5日付 朝刊 32ページ)


「マイナンバー」安心/不安どっちだろう

 マイナンバー(社会保障・税番号)制度が始まります。外国人も含め日本で住民登録しているすべての人に番号が割り振られます。10月半ばから11月にかけてあなたのところにも番号が届きます(すでに届いた人もいるでしょう)。このマイナンバーは「戦後最大の改革」という人もいます。

 ところが、このマイナンバーをめぐって、すでに詐欺や業者から現金を受け取るという犯罪も起こっています。マイナンバーは人々のくらしにとってどのような影響を与えるものなのでしょうか。大人だけでなく、子どももこの問題を考えてみましょう。

 記事をてがかりに、マイナンバーとは何か、マイナンバーの問題は何か、マイナンバーをめぐっての犯罪、マイナンバーの報道を追いかけるについて、調べたり考えたりしてみましょう。

 マイナンバーについては、次のホームページが参考になります。
  政府広報オンライン 社会保障・税番号制度〈マイナンバー〉
  http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/mynumber/point/

 ◎ 学習のポイント ◎

1.マイナンバーとは何か
 記事には「もともとのねらいは、公正に税金を集めたり、年金を配ったりするため、個人の所得を正確につかむこと。いまは個人の情報を国や自治体がバラバラに管理しているが、2016年からマイナンバーで個人の情報を結びつけ、17年から国と自治体の情報システムをつなげる。政府はマイナンバーで検索すると、個人情報を簡単に取り寄せられるようになる。年金の不正受給や脱税といった不正行為が防ぎやすくなる。」とあります。
 「年金の不正受給や脱税」を防ぐことがねらいのようです。
 「年金の不正受給」「脱税」とはどのようなことなのでしょうか。このような言葉の意味を調べ、マイナンバーとは何かまとめてみましょう。

2.マイナンバーの問題は何か
 記事には「情報流出 心配は」「利用 将来的には」の見出しの文章と、経済ジャーナリスト・荻原博子さんと青山学院大学教授・三木義一さんのコメントが載っています。さらに、「セキュリティーなどの課題」のコーナーもあります。これらの記事を参考にして、マイナンバーの問題点は何かまとめてみましょう。

3.マイナンバーをめぐっての犯罪
 すでにマイナンバーをめぐっていくつかの事件が起こっています。「マイナンバー便乗 初の現金詐欺被害」(「朝日新聞」2015.10.7朝刊)「マイナンバー準備巡り収賄容疑 厚労省室長補佐を逮捕」(「朝日新聞」2015.10.14朝刊)という記事が載っています。マイナンバーという「戦後最大の改革」をめぐっての詐欺や収賄という犯罪です。このマイナンバーをめぐってどのような犯罪が起こるのか、自分や家族の身を守るためにもこれからの事件の経過を理解しておきましょう。

4.マイナンバーの報道を追いかける
 マイナンバーの利用開始は2016年1月からです。2017年1月からは専用サイト「マイナポータル」で個人情報を行政がどう利用したかを確認できます。2018年からは本人の同意で銀行口座とマイナンバーを結びつけられ、戸籍やパスポートなどにもマイナンバーの利用検討される予定です。マイナンバーをめぐってはいろいろな課題もあるようです。これからのマイナンバーをめぐる報道について、新聞・テレビ・ネットなどを通して追いかけてみましょう。

 発展学習

 世界の国々にはマイナンバーのような仕組みを取り入れているところがあります。記事には「米国では、マイナンバーに似た社会保障番号がサイバー攻撃で多数流出した。盗まれた番号をもとにクレジットカードが作られて売買され、不正に税の還付申告をされる犯罪が頻発している。」とあります。
 それぞれの国でマイナンバーの名前は異なっています。アメリカでは社会保障番号、韓国では住民登録番号と呼ばれています。どのような国で採用されどのような名前で呼ばれているのか調べてみましょう。

 Wikipediaの「国民総背番号制」が参考になります。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%B7%8F%E8%83%8C%E7%95%AA%E5%8F%B7%E5%88%B6

★ NIEとは ★

 「Newspaper in Education(教育に新聞を)」の頭文字をとった略称のことです。
【→つづきを読む】


★ 新着ニュース(随時更新)★

NIE事務局から


★ 新聞授業実践ワークブック ★
  改訂版を発行 new

新聞授業ガイドブック 改訂版

朝日新聞社ではNIEの実践に向け、授業ですぐに使えるワークシートを盛り込んだ「新聞授業実践ワークブック改訂版」を発行しました。解説編の「新聞授業ガイドブック」とともにご希望の学校に無料で提供しています。【→詳しくはこちら】


★ 新聞出前授業 ★

新聞出前授業


天声人語 書き写しノート


語彙・読解力検定


朝日新聞デジタル



リンク一覧


★ NIEとは ★

 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。