朝日新聞社 NIE - 教育に新聞を -朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-
朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-

 印刷印刷  l  記事  l  学習のポイント  l  ワークシート(PDF) l  この記事を手がかりにトップへ  




この記事を手がかりに

 伊勢志摩サミット開催
   大阪市立昭和中学校・植田恭子
   (朝日新聞社発行 2016年5月27日付 朝刊 1ページ)


 先進7カ国(G7)のリーダーが一堂に会した「伊勢志摩サミット」が5月26、27日に開催されました。開催地は、三重県の志摩半島、英虞湾(あごわん)に浮かぶ賢島(かしこじま)。日本でのサミット開催は8年ぶりです。英語で「サミット」は山の頂上を意味しますが、「サミット」から世界が見えてきます。今回は「伊勢志摩サミット」の記事を手がかりに考えていきましょう。


 ◎ 学習のポイント ◎

(1)「サミット」とは何かを知ろう
 「サミット」は英語でsummit(山の頂上)のことです。外務省のウェブサイト「わかる!国際情勢」には「G7サミット(主要国首脳会議)」の名称の由来は「頂上、山頂」を意味する英語からと記載されています。でもなぜ「頂上、山頂」なのでしょうか。伊勢志摩サミットKIDSには、7か国の首脳(国のトップ=頂上)が集まることから「G7サミット」と呼ばれているとあります。
 「サミット」の準備は、「シェルパ」と呼ばれる首脳の補佐役が中心に行うというのも、他の会議にはない特色のようです。「シェルパ」は元々、ヒマラヤ登る人たちの案内役を指す言葉。サミットの「シェルパ」は「頂上」=「会議の成功」を目指して、さまざまな準備をするということです。サミットの始まりをひも解くと、いろいろなことが見えてくるかもしれませんね。外務省のページなどを読んでみましょう。

<参考>
外務省サイト「わかる!国際情勢-サミットとは」
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol143/index.html
伊勢志摩サミットKIDS
 http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/kids/

 

(2)「サミット」の歴史について調べてみよう
 第1回のランブイエ・サミットは、1975年11月のパリ郊外、ランブイエ城で開かれました。日本からは三木武夫首相が参加しています。第1回会議は第1次石油危機とこれを受けた景気後退期において開催されたと記録に残っています。経済の回復を確かなものにすることが主眼だったようです。経済のことを話し合うのが出発点だったのですね。
 サミットの議長国は、参加国の持ち回り。日本で最初に開催されたのは第5回の東京・サミット、迎賓館が会場、大平正芳首相の時でした。第5回サミットは、深刻化するエネルギー情勢に対処するため、石油の消費/輸入上限目標について具体的数字を掲げて合意がなされています。これまでに日本で開催されたサミットについて調べてみましょう。サミットの後には、解散総選挙という流れもありました。

<参考>
外務省サミットに関する基礎的なQ&A「サミットの歴史について」
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/ko_2000/faq/#section3

 

(3)「サミット」の首脳宣言を読んでみよう
 今回の「伊勢志摩サミット」ではどのようなことが話し合われたのでしょうか。
 今回のサミットについて特集記事がさまざま掲載されています。記事をじっくり読んでみましょう。
 サミットでの宣言は外務省のページで読むことができます。1年に1回世界を取りまいている問題について話し合っているわけですから、「伊勢志摩サミット」首脳宣言について読んでみましょう。国際情勢―「世界の今」が見えてきます。今回は、世界経済、テロ対策、海洋安全保障、ウクライナ情勢などの問題について首脳宣言が出されました。どういう文言が入るか。それぞれの国にとっても重要です。サミットの前に大部分は出来あがっているといわれていますが、直接話し合う場というのは大切ですね。
 朝日新聞デジタル・地域・三重では、「三重の魅力満載 生徒が英字新聞」など、開催地の反応や動きを知ることができます。各国首脳とともに多くの海外メディアが訪れるわけですから、「英字新聞」は、またとない情報発信のチャンスを活かしての発信といえますね。

<参考>
伊勢志摩サミット公式サイト「首脳宣言」
 http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/documents/summit.html
「三重の魅力満載、生徒が英字新聞」(2016年5月16日付け朝日デジタル)
 http://digital.asahi.com/articles/ASJ5S3HPFJ5SONFB004.html

 

(4)「伊勢志摩サミット」の関連情報を読んでみよう
 「サミット」参加国と首脳の名前をすべて知っていますか。日本(安倍首相)、アメリカ(オバマ大統領)、イギリス(キャメロン首相)、フランス(オランド大統領)、ドイツ(メルケル首相)、イタリア(レンツィ首相)、カナダ(トルドー首相)、EU(欧州連合)のトゥスク議長、クロード・ユンカー委員長です。
 主要国というのにロシアは入っていないのは、ウクライナ情勢を受けて、ロシアは2014年以降、参加停止になっているからです。
 サミットの記事では、各国首脳が一堂に会した写真が掲載されますね。開催国は真ん中ですが、どのような順に並んでいるのか。移動中、歩いている時に、誰と誰が話しているのかなどに注目してみてはどうでしょう。伊勢志摩サミットの成果文書や関連文書についても目を通してみましょう。
 伊勢志摩サミットに際し、2016年4月から9月の間に多くの関連会合が日本各地で開かれています。これらに関する情報も注視しておきましょう。

<参考>
伊勢志摩サミット公式サイト「成果文書」「関連文書」
 http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/documents/summit.html
伊勢志摩サミットKIDS「関連会合」
 http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/kids/venue/

★ NIEとは ★

 「Newspaper in Education(教育に新聞を)」の頭文字をとった略称のことです。
【→つづきを読む】


★ 新着ニュース(随時更新)★

NIE事務局から


★ 新聞授業実践ワークブック ★
  改訂版を発行 new

新聞授業ガイドブック 改訂版

朝日新聞社ではNIEの実践に向け、授業ですぐに使えるワークシートを盛り込んだ「新聞授業実践ワークブック改訂版」を発行しました。解説編の「新聞授業ガイドブック」とともにご希望の学校に無料で提供しています。【→詳しくはこちら】


★ 新聞出前授業 ★

新聞出前授業


天声人語 書き写しノート


語彙・読解力検定


朝日新聞デジタル



リンク一覧


★ NIEとは ★

 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。