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この記事を手がかりに

 <SDGsで見える世界>
  ★学習のポイント★
            元公立中学教員・日本NIE学会理事 有馬 進一
            (朝日新聞社発行 2017年11月 5日付 別刷りGLOBE)



 国連に加盟する国や地域が、2030年の達成に向けて取り組んでいるSDGs(エス・ディ・ジーズ)。「持続可能な開発目標」と訳されるこの取り組みは、「誰も置き去りにしない」を基本理念に掲げ、飢餓(きが)や貧困、格差、エネルギー、環境、さらにはテロなどの今日的な諸課題の解決に向けた17分野の目標と、169の具体的な行動指針を定めています。
 多様で複雑に絡み合う問題を考えるとき、1本の記事だけを手がかりにする学習は、問題の全体像を見誤り、解決方策を間違える可能性があります。
 そこで今回はSDGsを特集した別刷りGLOBE(グローブ)の記事を丸ごと活用する学習に取り組んでみましょう。

 飢餓の問題については、同日付けグローブ折り込みの国連食糧支援機関(WFP)の広告特集や関連記事も参考にして下さい。

<参考>
・紛争と飢餓(GLOBE No.199 広告特集2017年11月5日付)
・「飢餓人口」増 8億1500万人 WFPなど報告(2017年9月16日朝日新聞デジタル)
  http://www.asahi.com/articles/DA3S13135381.html



 ◎ 学習のポイント ◎

(1)SDGs推進大使・ピコ太郎さんのビデオを視聴して、メッセージを読み解きましょう
 「SDGsって、何?」という皆さんは、SDGs推進大使のピコ太郎さんによるPPAPのSDGsバージョンを見ることからはじめましょう。 Apple×Pineapple → No Poverty(脱貧困)、Pen×Book → Education(教育)が聞き取れたでしょうか。最後に早口言葉のように繰り返される「Sustainable Development Goals」は、「持続可能な開発目標」を意味していますが、SDGsはその頭文字からなっていることがわかります。軽快に踊るピコ太郎さんから、どのようなメッセージが伝わってきたでしょうか。

・ピコ太郎×外務省(SDGs)~PPAP~
 https://www.youtube.com/watch?v=H5l9RHeATl0&feature=youtu.be
・SDGs.TV 対話で紡ぐ 私たちの未来
 https://sdgs.tv/
・教えて「2030年までに 世界で取り組む目標があるの?」(2017年2月7日朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/articles/DA3S12786152.html

 

(2)国谷裕子さんの記事には、SDGsの達成のために何が大切であると書かれているでしょう
 今回の特集では、特別編集長・国谷裕子さんが「未来をあきらめない」と訴え、「危機感を出発点に」「誰も置き去りにしないために」の2本の記事で意見を述べています。今日的な課題に鋭く迫るキャスターとして長年活躍されてきた経験から、説得力のあるコメントを寄せています。これらの記事の中で「未来をあきらめない」ために、どのようなことが大切であると述べているでしょう。

<参考>
・危機感を出発点に(GLOBE No.199 朝日新聞デジタル)
 http://globe.asahi.com/feature/article/2017103100008.html
・誰も置き去りにしないために 国谷特別編集長の視点(GLOBE No.199 朝日新聞デジタル)
 http://globe.asahi.com/feature/article/2017103100010.html?page=3
・SDGs 国谷裕子さんと考える(朝日新聞デジタル特設ページ)
 ※国谷さんによるインタビュー動画が掲載されています。
 http://www.asahi.com/special/sdgs/

 

(3)特集記事には、SDGsのアイコンが示す問題点が複数含まれています。記事を読み、その部分にアイコンと同じ色ペンでアンダーラインを引きましょう
 できれば24色の色鉛筆や色ペンを用意し、記事を読んでSDGsの目標に関係する部分に、アイコンと同じ色のアンダーラインを引きましょう。
 アイコンの数が多い記事ほど、様々な要因が複雑に絡み合っていることがわかります。同じセンテンスに2色以上のアンダーラインが引かれることも考えられます。色分けすることで、そこに潜んでいる問題をひと目でわかるようにしてみましょう。
 友だちと異なる色のラインがあれば、その理由について意見交換をしてみましょう。

<参考>(いずれもGLOBE No.199 朝日新聞デジタル)
・その服、誰が作ったの? 相互連関する世界 ムンバイ・インドとダッカ・バングラデシュ
 http://globe.asahi.com/feature/article/2017103100008.html?page=3
・アジアから押し寄せるプラスチックごみ 相互連関する世界 ハワイ・米国
 http://globe.asahi.com/feature/article/2017103100008.html?page=2
・食品、棄てたら罰金49万円 加速する先進国 フランス
 http://globe.asahi.com/feature/article/2017103100009.html
・「さらば高炉」。CO2出さない製鉄所 加速する先進国 スウェーデン
 http://globe.asahi.com/feature/article/2017103100009.html?page=2

 

(4)1日分の新聞を用意し、SDGsに関係する記事をみつけてアイコンを貼りましょう。どのような問題点が浮かびあがってきましたか
 グローブにあるSDGsのアイコンを何枚かコピーして、ハサミで切り離しておきましょう。SDGsの17分野の目標に問題意識を持ちながら、1日分の新聞を丸ごと読んでみましょう。記事だけでなく、広告欄についても、「フェアトレード」や「倫理的(エシカル)な消費」の視点からチェックしてみましょう。SDGsに関係する記事や広告をみつけたら、関係するアイコンをのりで貼りましょう。
 SDGsの視点で新聞を読むと、世界が国境を越えて深いところでつながっている課題も見えてくることでしょう。

<参考>
・(くらしの扉)フェアトレードって? 適正価格の貿易,生産者守る
 (2017年1月29日朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/articles/DA3S12770786.html
・背景知り倫理的(エシカル)な消費を フェアトレードから考える持続可能な社会
 (2017年10月26日朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/articles/DA3S13198378.html
・「みんなの選択で社会変えられる」 学校で学ぶSDGs(2017年11月13日朝日新聞デジタル)
 http://www.asahi.com/articles/ASKBW4V2VKBWULZU00V.html

 

 ◎ 発展学習 ◎

 SDGsが掲げる地球規模の課題を解決するためには、すべての国や企業、そして人々が力を合わせて取り組む必要があることがわかります。
 達成目標の2030年には、皆さんは何歳になっているでしょうか。その時に17の目標はどれだけ達成されているでしょう。とても息の長い取り組みになりますが、解決すべき世界の課題について、今回学んだSDGsの17の視点を「新しいものさし」にして、SDGsの報道をフォローしていきましょう。

<参考>
・報道でみるSDGs 朝日新聞社とSDGs
 ※SDGsに関する朝日新聞社の報道を紹介しています
 http://www.asahi.com/corporate/sdgs/11183301

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