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この記事を手がかりに

 インスタ狂騒 いいね!欲しくて…
 迷惑行為・充実を演出

        ★学習のポイント★
             京都学園中学高等学校 伊吹侑希子
            (朝日新聞社発行 2018年 2月 3日付 大阪本社版夕刊 7ページ)


 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が、どんどん広まり、2017年の流行語大賞には「インスタ映え」が選ばれるほど、世間の認知度も高まってきました。「インスタ映え」とは、写真を共有できるSNS「Instagram」(インスタグラム)に投稿する写真をおしゃれに見栄えよく見せる、という意味です。街中でも、あちこちで投稿用の写真を撮影する人を見かけます。今回は「インスタ映え」について書かれた記事を手がかりに、様々な切り口から、ネットとの関わり方を考えていきましょう。



 ◎ 学習のポイント ◎

(1)どのようなソーシャルメディアがあるのか調べてみよう
 この記事で取り上げたインスタグラムの他に、どのようなソーシャルメディアがあるのでしょうか。さらに、そのサービスを利用する場合の年齢制限についても調べてみましょう。ちなみに、インスタグラムは「13歳以上」となっています。
 ソーシャルメディアの年代別利用率は、総務省の情報通信白書からみることができます。この統計からどのようなことが読み取れるでしょうか。年代によって、好まれるソーシャルメディアがなぜ違うのか、その理由について考えてみましょう。

<参考>
・学研キッズネット「SNSの年齢制限を知っていますか?」
 https://kids.gakken.co.jp/parents/digital/20160812data09/
・総務省 情報通信白書(平成29年度版)「SNSがスマホ利用の中心に」
 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/
 ja/h29/html/nc111130.html

・「朝日キーワード2019」(朝日新聞出版2018)

 

(2)なぜ、人々はインスタグラムに写真を投稿するのか考えてみよう
 インスタグラムをはじめとするSNSに、人々は、なぜ投稿するのでしょうか。今回、取り上げた記事の見出しにも「いいね!欲しくて…」とあるように、投稿した際にその内容を見た人から、たくさん「いいね!」というボタンを押して欲しいと思う人が多くなっているといいます。このようにソーシャルメディアの発達とともに、人々の承認欲求の高まりも指摘されています。承認欲求とは「他者から認められたい」と思う気持ちのことです。記事で取り上げられた事例をもとに、どのような心理が働いているのか考えてみてください。

<参考>
・「(耕論)「コト消費」の時代 塩谷薫さん、小川聡子さん、阿久津聡さん」
 https://www.asahi.com/articles/DA3S13233159.html?iref=pc_ss_date
               (朝日新聞デジタル2017年11月18日)
・「シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~」天野彬著
               (宣伝会議2017)

 

(3)インスタグラムにはどのような経済効果があるでしょうか
 みなさん、想像してみて下さい。街を歩いていたら、アイスクリームが食べたくなって、2軒のお店を見つけたとします。1軒は、どこにでもよくあるバニラソフトクリームが300円で売っています。もう1軒は、写真うつりが良くなるように、カラフルにトッピングされたバニラソフトクリームが500円で売られていたとします。みなさんなら、どちらを買いますか? どちらもバニラ味のソフトクリームなのですが、どうせ買うなら「インスタ映え」するソフトクリームを買って、写真を撮ってから食べようという気持ちになるかもしれません。このように、インスタグラムへの投稿が流行(はや)っていることに着目した商品もいろいろ開発されています。どのような経済効果があるのか、考えてみましょう。

<参考>
・「インフルエンサーに密着 『なかなかハードな撮影』投稿」
 https://www.asahi.com/articles/ASL1M41Q9L1MPTIL012.html
 ?iref=pc_ss_date
     (朝日新聞デジタル2018年1月19日)
・「秋田)はやりはインスタ映え商品 チョコレート売り場」
 https://www.asahi.com/articles/ASL104T12L10UBUB00G.html
 ?iref=pc_ss_date
     (朝日新聞デジタル2018年2月1日)
・「(ヒット!予感実感)4カ月で100万本売れた口紅
 『SNS映え』も人気の理由」
 https://www.asahi.com/articles/ASL1Y4C9QL1YULFA011.html
 ?iref=pc_ss_date
     (朝日新聞デジタル2018年2月1日)
・「インスタ映え、デジカメ復調 出荷台数7年ぶり増
 機能前面、スマホとの差強調」
 https://www.asahi.com/articles/DA3S13341716.html
 ?iref=pc_ss_date
     (朝日新聞デジタル2018年2月2日)
・「買う理由は雰囲気が9割」福田晃一著(あさ出版2017)
・「それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考」
               原田曜平著(ディスカヴァー携書2017)

 

(4)SNSを利用する上での注意点について考えてみよう

<参考>
・「(耕論)『いいね』のために はあちゅうさん、宮台真司さん、高橋暁子さん」
 https://www.asahi.com/articles/DA3S13262551.html
 ?iref=pc_ss_date
     (朝日新聞デジタル2017年12月7日)
・「スマホ断食 ネット時代に異議があります」藤原智美著(潮出版社2016)

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 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。