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 新元号発表 19年4月想定
     (朝日新聞社発行 2018年 5月18日付 朝刊 1、4ページ)


 改元1カ月前 政府が準備に着手

2018年 5月18日付 朝刊 1ページ

 政府は17日、来年5月1日の皇位継承に合わせた新しい元号の公表時期について、1カ月前の4月を想定して行政システムの改修などの準備に入った。実際の公表時期は確定していないが、天皇陛下の在位30年記念式典が予定される来年2月24日より後が有力視されている。

 新元号への切り替えを準備する関係省庁連絡会議が17日に発足。初会合で「新元号の公表時期を改元1カ月前と想定して準備を進める」との方針を決めた。菅義偉官房長官は会見で「システム改修など作業上の便宜として、新元号の公表日を改元の1カ月前と想定し、準備する」と語った。政府が元号の公表時期の想定を明かしたのは初めて。

 政府は当初、改元の準備期間を長くとるため今夏ごろの公表を検討。しかし、新元号の発表によって天皇陛下と新たに即位する皇太子さまという「二重権威」が生じるとの懸念が強まり、公表時期をできるだけ即位日に近づける方向となった。

 連絡会議では、元号を利用している税金や社会保障などに関わる行政システムの対応などについても協議。来年5月1日にシステム上の元号も変える改修を進めるのを基本としつつ、改修に時間がかかる場合は、「平成」の元号を一定期間使い続けることを決めた。

 国税庁や日本年金機構といった行政側と銀行など民間側との間は、元号を記号化してやり取りしている。納税や年金支給などで混乱を避ける狙いがある。

 また、政府が発行する証明書や通達の扱いについては、「平成」の表記のままでも有効▽訂正印での修正▽希望者には新元号を表記したものと交換――などを検討。民間企業や自治体にも、対応準備を進めるよう求める。
(大久保貴裕)

 ■2019年の主な日程 
<1月 7日> 昭和天皇逝去から30年の式年祭
<2月24日> 天皇陛下の在位30年式典
<3月下旬~4月下旬>
        統一地方選
<4月30日> 天皇陛下の退位
<5月 1日> 皇太子さまの即位
<6月28、29日>
        主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)大阪開催
<夏>     参院選

 改元発表 なぜ1カ月前?

2018年 5月18日付 朝刊 4ページ

 新たな元号が施行される来春に向けて、政府の準備が17日、本格始動した。政府は改元日までに準備を終えるのが基本とするが、元号を用いた行政システムの一部では改修が間に合わない見通しだ。将来の改元も見据え、政府はシステム間のやり取りを西暦で統一するよう、関係省庁に中長期的な改修も指示した。

 17日に初会合が開かれた「新元号への円滑な移行に向けた関係省庁連絡会議」(議長=古谷一之・内閣官房副長官補)。各省庁の幹部らに対し「新元号の公表時期を改元の1カ月前と想定し、準備を進める」との政府方針が示された。

 新元号の発表時期を改元1カ月前と想定したのは、内閣官房の調査で、各省庁が管理する個別の行政システムは、1カ月前の発表でも対応できると分かったからだ。システム上、年月日を西暦で管理している例が多いためだという。

 早すぎる発表「陛下に失礼」 

 各省庁のシステム 西暦使用 

 事務的な理由だけではない。「当初は今夏でもいいと思っていたが、早すぎる発表は天皇陛下に失礼。ギリギリの時期でいい」。首相官邸幹部は、政府が想定する発表時期が後ろ倒しになっていることを認める。

 一方で調査では、行政機関どうしや行政機関と民間の金融機関など、複数のシステムが元号で連携している場合、改修に時間がかかることも判明した。政府関係者は「3カ月ではとても間に合わない。半年でも完璧ではない」と明かす。有力となっている来年2月24日以降の新元号発表だと、すべてのシステムで5月1日から新元号に切り替えるのは難しい状況だ。

 このため連絡会議では、改元後も一定期間「平成」の利用を認める方針が示された。改元日以降の日付について、証明書などに「平成」が残っても有効とし、希望があれば新元号で表記されたものに交換するといった対応も検討する。今後、国税庁の納税システムと民間銀行など、連携するシステムの当事者間で、いつから新元号に切り替えるかの調整を進める。

 こうした移行遅れの原因となった元号によるシステム間の連携は、各種行政手続きで元号を使用する場合でも、必ずしも必要ではない。このため内閣官房は、定期的な改修にあわせて、システム連携を西暦で統一していくよう指示した。ただ「根本的な改修が必要となるため、来春の改元には間に合わない」(政府関係者)という。
(二階堂友紀)

 ■改元に向けた政府方針の骨子 
 ・新元号の公表時期を改元1カ月前と想定してシステム改修に着手
 ・改元日に間に合うように改修を終えることが基本
 ・改修が間に合わない場合、一定期間は旧元号でやりとり

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