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(特派員メモ アディスアベバ)日本との時差8年

5月9日付朝刊12ページ 2外報

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 エチオピアの首都アディスアベバを訪れた時、取材に協力してくれたアレムさんが「9時半に約束がとれた」と伝えてきた。この時、午後2時過ぎ。翌朝の話かと思って聞き返すと「ごめん、言い間違えた。君らの時間では今日の午後3時半だ」。

 一体どういうことなのか。

 エチオピアでは、午前6時が「0時」。そこから1時間ずつ針が進む。時間を数える起点を、人が活動し始める日の出ごろに置くからだという。取材相手の携帯を見せてもらうと、エチオピア式の時間が表示されていた。

 「日本とエチオピアの時差を知ってるか」。現地の記者に聞かれた。6時間ぐらいだと答えると「8年ぐらいあるよ」。エチオピア正教と、グレゴリオ暦(西暦)で、キリスト生誕年の解釈が異なるため、こうした「時差」が生まれるという。今年3月に発行された私の取材許可証や、現地のアムハラ語で発行された新聞を見ると、確かに「2005年」と書いてあった。

 聞けば、スマートフォン向けに暦変換アプリがあるとのこと。地元の人も時に換算や区別を間違えるからだという。(杉崎慎弥)

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