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(なっとく くらしスタイル)災害時に役立つ身近なものは?

9月6日付朝刊1ページ 1総合

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【図】食用油の簡単ランプ・新聞紙でカレー皿
<グラフィック・山本美雪>
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 ■サラダ油でランプ手作り

 災害が起きたとき、身近にあるものでしのぐコツを知っていれば、心強い。

 暗闇は不安をかき立てる。懐中電灯の電池が切れることもある。食用油を使ったランプの作り方を、市民防災研究所(東京都)の伊藤英司さんに教わった=図左。

 用意するのは、アルミホイルと、サラダ油やゴマ油などの食用油。灯油やガソリンは絶対に使わないこと。透明なガラスのコップやジャムなどの空き瓶を容器にする。ふたがあるものなら、作って保管しておける。

 灯心は、ティッシュペーパーを1枚はがしたものを5等分に切り、両手のひらで転がして細く丸めて作る。「片方の先端をはさみで斜めに切ると、断面積が大きくなり、火がつきやすくなります」

 自分で作ってみると、5分ほどでできた。油は灯心にかけながら注ぎ、灯心を差し込んだアルミホイルが半分浸るくらいまで入れる。5グラム(小さじ1強)の油で、3時間ほど燃えるという。倒れても火はつかないが、念のためにお盆などを敷くとよい。

 この仕組みを応用して、コンロも作れる。研究所のサイト(http://www.sbk.or.jp)には、ランプとコンロの詳しい作り方が載る。伊藤さんは「いざというときに作ろうとしても余裕はない。あらかじめ作っておき、自宅の電気を消して暗闇体験をしてみてください」と話す。

 新聞紙は利用価値が高い。防寒や骨折したときの添え木、食器にも使える。今月、神奈川県で開かれた東京ガス主催の防災イベントで、新聞紙とラップだけでできる食器作りを習った=図右。

 避難所などで配られる紙皿は、熱いものを入れると持てなくなる。新聞紙は空気の層が断熱するので、そこまで熱くならない。

 ほかにも、レジ袋は三角巾やバケツ代わりになり、大判ハンカチはマスクや止血に使える。日頃から持ち歩こう。(中林加南子)


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