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合格祈願代行、御利益は 護摩たき依頼、ネットに動画・遠方神社へ参拝

聖心女子学院初等科・岸尾 祐二

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 ●合格祈願もネット頼み

 受験シーズンの到来です。中学、高校、大学の入学試験がいよいよ始まります。人生は受験がすべてではありませんが、その人の人生に大きな影響を与えることも事実でしょう。

 そんな受験生をビジネスの世界があれこれ狙っています。今回の記事に書かれている現象もその一つです。

 今回の記事を手がかりに、ネットでの合格祈願代行について、太宰府天満宮と神社本庁の立場について、他力本願をどう考えるか、受験ビジネスについて、調べたり考えたりしてみましょう。

 (1)ネットでの合格祈願代行を考える。

 ネットでのビジネスが盛んな社会です。受験の合格祈願代行にネットが関わるのも当たり前のことでしょう。見出しにあるように「護摩たき依頼、ネットに動画」「遠方神社へ参拝」がビジネスとして行われているようです。このような代行サービスの実情をネットで調べ、問題点はないか考えてみましょう。

 (2)太宰府天満宮と神社本庁の立場を考える。

 学問の神様として有名な菅原道真を祭る太宰府天満宮。私も行ったことがあり、「学業御守」を子どもたちに買いました。

 記事によると、ネット業者への対抗の意味も込めて「太宰府天満宮自体がファクスでの合格祈願を受け付けている」とされます。全国の神社を統括する神社本庁は「自らネットで祈願を募集する神社も増えたため、2010年7月に全国の神社に自粛を求める通知を出した。」とあります。それぞれの立場について考えてみましょう。

 (3)他力本願、どう思う?

 「そもそも他者頼み」という小見出しのもとに、国学院大学の井上順孝教授が「合格祈願は、そもそもが他力本願の行動。今はネットの世界が一般的になり、代行業者への依頼が増えるのは自然な流れではないか」。「ネットには悪徳業者もいるので、各自が気を付けて」と言っています。他力本願についてあなたはどう考えますか。

 (4)受験ビジネスを考える。

 合格祈願代行だけではなく、受験の時期を迎えるといろいろな受験ビジネスが盛んになります。毎年この時期になると、お菓子や受験者が宿泊するホテルのサービスなどが話題になります。チョコレート菓子の「キットカット」(きっと勝つ)や「コアラのマーチ」(落ちない)など、縁起を担いだ商品の売れ行きがいいようです。今年はどのような商品やサービスが出てくるでしょうか。受験ビジネスの実情を調べ、そのあり方を考えてみましょう。

 最後に、受験生のみなさんが実力を存分に発揮できるようお祈りしています。

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