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ロシアに隕石、落下中に爆発/建物被害4715棟、けが1240人に 修復費用は31億円 ロシア隕石

大阪市立昭和中学校・植田 恭子

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 隕石が飛来?というニュースを耳にしたときに、まず思い浮かべたのが「わが子のように、星にも名前がつく。」という1文で始まる2月15日付の天声人語でした。はじめのうちは、「小惑星が最接近の話題」と「隕石が爆発」とが頭の中で錯綜しておりました。このロシアの隕石、小惑星「2012DA14 」とは関係なさそうですね。

 大きな被害がありましたが、死者が出なかったのは不幸中の幸いでした。今回は「隕石が落下爆発」の記事を手がかりにして、宇宙について考えていきましょう。

 ●学習のポイント

 (1)「隕石」は何?

 「隕石」とは小惑星のかけらなどが、宇宙空間から地球の引力のおよぶ範囲に入って地上に落ちてきたものをいいます。今回は「爆発があった」といわれていますが、なぜ燃えるのでしょう。突然現れた物体について、どのように受けとめているのでしょうか。隕石のおよぼした影響について、継続して関連記事を読んでいきましょう。

 今回の「隕石」にはどのような特徴があるのでしょう。すべての「隕石」が火の玉のように見えるのでしょうか。建物のガラスがたくさん割れ、大きな被害がありました。超音速で落ちたために生じた「衝撃波」の影響のようですが、「衝撃波」とは何かについても調べてみましょう。

 (2)過去の隕石落下

 約6500万年前、メキシコ・ユカタン半島に巨大隕石が落下しました。隕石の衝突で大量のちりが舞い上がり、太陽光が遮られて気温が下がり、恐竜の絶滅を招いたという説があります。過去の隕石の落下とその影響について調べてみましょう。

 2012年のモロッコで発見された隕石はNASA(米航空宇宙局)により、火星からのものと確認されました。

 日本では1992年12月に松江市美保関町の民家に重量6380グラムの隕石が、屋根を直撃し床下まで達しました。同町のメテオミュージアムに所蔵、展示されています。落下直後に隕石を確保できた稀なケースで、さまざまな成果がありました。興味のある人は調べてみましょう。

 (3)隕石落下の影響

 今回のロシア・ウラル地方での隕石爆発に関した続報が伝えられています。インタ―ネットの動画投稿サイトでも大きな反響のようですね。

 チェリャビンスク近郊のチェバルクリ湖地域で採取された石は隕石であると確認されました。ロシアの科学者によると通常の球状隕石に属するもので、約10%の鉄分を含んでいるとしています。90%以上が金属でできたものは鉄隕石というようですが、今回の隕石は石質隕石であろうとみられています。

 隕石の落下に備えることはできるのでしょうか。直径が10メートル以下だと望遠鏡で見つけることは難しいようです。

 (4)宇宙を視る人工衛星

 宇宙についてはわからないことがいっぱいですね。地球の軌道上には、たくさんの人工衛星が地球を視ています。日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、私たちに宇宙への夢と多くの希望を与えてくれました。人工衛星で地球を観測することにどのような意義があるのでしょう。またどのような人工衛星が活躍しているのでしょうか。調べてみましょう。  宇宙に関する情報もたくさんありますね。興味がある人は読んでみましょう。

 (参考図書)

※『宇宙と生命の起源 ビッグバンから人類誕生まで』(嶺重慎・小久保英一郎編著 岩波ジュニア新書)
※『カラー版天文学入門 星・銀河とわたしたち』(嶺重慎・有本淳一編著 岩波ジュニア新書)
※『宇宙と地球を視る人工衛星100 スプートニク1号からひまわり、ハッブル、WMAP、スターダスト、はやぶさ、みちびきまで』(中西貴之著、サイエンス・アイ新書)
※『宇宙は本当にひとつなのか 最新宇宙論入門』(村山斉著、ブルーバックス)

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