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AM局、FM化検討 ラジオのデジタル化に壁

信州大学教授・小山 茂喜

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 みなさんはふだんラジオ放送を聞いていますか? NHKの英語放送を聞いている人もいるかと思いますが、今は、情報を得るためのメディアが多様化しているので、ラジオそのものにも接する機会が少ないかもしれません。でも、紙面にもあるように、東日本大震災では送り手にとっても受け手にとっても機動性が高かったことから、見直されているメディアでもあります。ラジオ放送を聞いたことがないという人は、ラジオのスイッチを入れてみませんか。ラジオ放送を楽しみながら、「ラジオのよいところってなんだろう」と考えてみましょう。

 ●学習シートの活用法

 (1)ラジオ放送のしくみを調べよう。

 まず、ラジオ放送が聞こえるしくみを調べてみましょう。空中を飛び交う電波が届くしくみがわかると、問題となっているAM放送とFM放送のちがいがわかってきます。

 (2)ラジオ放送の歴史を調べてみよう。

 時代ごとにラジオ放送が果たしてきた社会的役割などについて調べてみましょう。

 たとえば、「ラジオ体操」のように私たちの生活の一部となっているものもあります。また、「深夜放送」「エアーチェック」「国際放送/BCL」など、ラジオ放送から発した流行(社会現象)についても調べてみましょう。

 (3)紙面で番組をチェックし、聞いてみよう。

 新聞のテレビ欄はよく見ると思います。実は、新聞にはラジオの番組欄もあります。新聞をめくって、どこの面にあるか探してみましょう。身近にどのような放送局があって、どのような番組が放送されているのかを調べておもしろそうだと思った番組を聞いてみましょう。ラジオがなくても、今はradikoというしくみで、パソコンでも同時に放送が流されているので聞くことができます。

 (4)メディアの役割について考えてみよう。

 現在、情報を伝達するメディアは、本・テレビ・ラジオ・インターネットなどたくさんあります。それぞれのメディアの特性を調べて、私たちがどのようにそれらメディアと付き合っていったらよいのかを考えてみましょう。東日本大震災でラジオが威力を発揮した理由も、それら特性を考えていくとわかってくると思います。

 ●発展学習として

 日本にいくつくらいのラジオ局があるのか調べ、各放送局の送信周波数を確認してみましょう。すべて、ある数の倍数になっていることに気づくはずです。その倍数には別の法則もあるのですが、それも調べてみるとおもしろいですね。

 今回の話題になっているAM放送は、電池などの外部電源を使わなくても受信できる受信機があります。鉱石ラジオと呼ばれるもので、電波そのものを電源とする初期のラジオ受信機です。最近は、原理を楽しむ人向けに簡単に作れるキットが売り出されていたり、インターネット上で自作方法が公開されていたりするので、製作にチャレンジしてみるのもおもしろいでしょう。

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