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(アベノミクスって、なに?)番外編 TPP、日本どうなる 6キーワードで探る

聖心女子学院初等科・岸尾 祐二

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 ●TPPで日本の産業は大変化

 安倍晋三首相が2013年3月15日、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に参加することを正式に表明しました。参加する、参加しないと国政の選挙の争点になってきたTPPですが、安倍政権でいよいよ参加することが決まりました。今後、TPPで日本の産業はどうなっていくのかしっかり報道を追いかけていきましょう。私たちの生活にも大きな影響を与えるものです。

 まずはこの記事を手がかりに、TPPの基本的な内容や参加する11の国について、話し合われる21分野について、最大の特徴である関税撤廃とはどのようなものなのか、今後のTPPがどうなるのかについて、調べたり考えたりしてみましょう。

 (1)11カ国でTPPのルールを議論

 TPPはTrans−Pacific Partnershipの略で、「環太平洋経済連携協定」と訳されています。ここではTPPの基本的なことを理解しましょう。キーワードの「11カ国」に注目してみます。「太平洋を囲む国々が集まって、貿易品の売買や人の移動、国境を越えた投資などがより自由にできるようにする取り組みだ」と記事にあります。11カ国とはどのような国々なのか、また、TPPの歴史やこれからの予定などを調べてみましょう。

 (2)TPPで話し合われているのは21分野

 TPPで話し合われているのは関税も含めて21分野にわたっているようです。現在日本では関税が一番の話題になっていますが(次の項目で関税のことを調べます)、ほかにも注意すべき分野があるようです。キーワードの「21分野」に注目しましょう。グラフィック資料の「TPP交渉で議論されている主な分野と、日本の暮らしへの影響」、「TPPのルールをどうするか、各国の間では意見の対立がある」も参考にして、TPPで話し合われている21の分野についてどのような分野があり、各国でどのような意見の対立があるのかを調べてみましょう。

 (3)関税の撤廃とはどのようなことなのか

 「TPPの最大の特徴は、原則として『関税撤廃』を目指していることだ」と記事にあります。キーワードの「関税撤廃」と「9千品目」に注目します。関税とは「政府が外国からの輸入品にかける税金のことをいう」とされます。現在、コメの関税率は778%です。関税が撤廃されると価格が非常に安いコメが輸入されることになりますね。グラフィック資料「日本の農産物は『関税撤廃』で打撃を受けるおそれがある」、「日本から輸出する工業品は『関税撤廃』の恩恵を受ける」も参考にして、関税撤廃により、日本の農業や工業はどのような影響があるのか調べたり考えたりしましょう。

 (4)今後TPPはどうなるか

 安倍晋三首相は交渉参加を表明しただけです。これから各国の承認を得て正式に参加したうえで、各国と議論を重ね、TPPを実施していくことになります。まだ長い道のりがあります。キーワードの「日米協議」「4割」に注目します。二つのキーワードとも、日本が交渉に参加し、TPPの仲間入りをした場合のことです。

 今後日本はどのようにしてTPPに入っていくのか、報道を追いかけてみましょう。

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