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(地域発・企業発)黄金のヤマ 健在/産出量最多 鹿児島・菱刈鉱山

信州大学教授・小山 茂喜

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 日本は資源の乏しい国といわれていますが、最近はメタンハイドレートなどの海底資源の開発が進み、資源の話題が増えてきています。この記事をきっかけに、資源問題を考えてみることも、私たちのこれからの生活を考えていくうえで大切なことだと思います。

 1.学習のポイント

 (1)金の産出量はどうなっているの?

 世界全体の金の産出量は、どうなっているのでしょうか? 金の産出量の多い国はどこで、1年間にどのくらい産出されているのでしょうか? 地図帳や総務省統計局のデータベースを活用して、調べてみましょう。そして、それらデータと比べたとき、日本の金の産出量はどうなのかを調べてみましょう。

 (2)日本の金山を確認しよう

 紙面では、現在国内に残る菱刈鉱山を含めて4カ所の金山は地図に位置が載っています。記事中に、佐渡、鴻之舞、土肥など、閉山した大きな金山の名前も出てきますが、どこにあるのか地図帳で調べてみましょう。これら以外にも、「小規模なものを含めて100ほどあった」と書かれています。金が採れていたところを調べて、場所を確認してみましょう。

 戦国時代から江戸時代にかけて、「金山衆」と呼ばれる人々が、日本中金鉱を探し、いろいろなところで採掘を行っています。もしかすると、みなさんの身近なところでも、金とは限らないけれど、昔鉱物資源が採掘されていた歴史があるかもしれません。地域の歴史や「金山衆」について調べてみるのも、おもしろいですね。

 (3)海底資源について調べてみよう

 海に囲まれた島国の日本ですが、最近日本の周りの海底に、いろいろな資源が眠っていることがわかってきました。どのような資源が眠っているのか調べてみましょう。2013年3月25日付の朝日新聞朝刊科学面の「目覚めよ資源の海」という特集から調べてみるとわかりやすいと思います。

 (4)ヤマの技術って何?

紙面では海底に集まる注目に対抗して、「ヤマの技術」という表現がされています。「ヤマ」とは何でしょう。鉱山にかかわる技術について、どのような技術を日本は持っているのかも調べてみましょう。

 現在の秋田大学工学資源学部は、以前は「鉱山学部」で、鉱山に関わる技術の研究をしていました。現在も、秋田大学には鉱業博物館があり、鉱山技術や鉱物資源について詳しく学ぶことができます。なぜ、秋田大学に鉱山学部があったのかも調べてみるのも、歴史や地理の勉強としてもおもしろいですね。

 (参考)秋田大学の鉱業博物館のページ
 http://kuroko.mus.akita-u.ac.jp/

 2.発展学習として

 金というと高価なものというイメージが強いですが、私たちの身近でもたくさんの金が使われています。どこに金が使われているのか、身近なものを詳しく調べてみましょう。

 また、金以外にもいろいろな鉱物があります。どのような鉱物があるのかも調べてみるのもおもしろいと思います。文部科学省では、「一家に一枚 鉱物」というポスターを作成していて、ダウンロードができます。参考にしてみましょう。

 (参考)文部科学省「一家に一枚 鉱物」
 http://stw.mext.go.jp/20130327/mineral/

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