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(首都圏発)交通 並走2路線 速い方は?/山手線と京浜東北線 田端―品川

千葉県市川市立塩焼小学校・武藤 和彦

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 筆者がよく使う駅の一つにJRの秋葉原駅があります。都会に慣れていないからかも知れませんが、この駅、非常に乗り換え口が複雑で苦労します。乗降客が大変多く、いつも人にもまれながら、車内から連れ出されるように降車しています。

 千葉方面から来て、いざ、上野方面に向かうとなると、一つの決断を迫られます。緑の山手線を使うべきか、水色の京浜東北線を使うべきか、です。小さな悩みではありますが、急を要している時にはとても大きな問題です。とりあえず、早く入ってきた方の車両に乗り込んで「やれやれ」。と思いきや、後から入ってきたもう一方の路線の車両に追い抜かれる場合もあります。その悔しさたるや……。まるで、目の前で大好物を横取りされたような気分になるものです。

 さてその2路線、本当はどちらが速いのでしょう。今回の記事を参考に、探検隊になってみたいと思います。

 ●学習のポイント

 (1)山手線と京浜東北線の2路線が並走している区間に駅はいくつありますか。駅と駅の間の距離は平均で何キロでしょう。

 記事の中に、「田端駅から品川駅まで」と書かれています。駅はいくつあるか、「山手線VS京浜東北線」の写真つき比較図で数えてみましょう。

 記事の中には、区間の長さが出ていますね。駅の数がわかったら、駅の間の距離の平均は何キロか計算できます。この時注意しなくてはならないのは、駅の数と、駅の間の数が違うことです。駅の数と、駅間の数の関係はどうなっていますか。

 (2)記事では、利用者は京浜東北線と山手線のどちらの路線に乗車すると言っていますか。あなたなら、どちらに乗車するか考えてみましょう。

 記事に出てくる大学生は、「早く来た方」と答えており、同じ答えが多かったと書かれています。一方で、「すいている方」という答えも。車両が1両多い山手線、という選択もあるのかもしれません。

 また、京浜東北線は、午前10時半〜午後3時半ごろに快速運転しています。その時間帯は快速のニーズが高いことも考えられます。なお、筆者の体験ですが、電車が来たと思ってあわてて乗車してはみたものの、快速だということを見落としていたため、快速が停車しない有楽町駅が降りられないことがありました。要注意です。

 どういう理由でどちらに乗るのか、子どもたちの自由な発想を大事にしたいです。

 (3)「山手線VS京浜東北線」の写真付き車両比較図がありますが、2路線のどの部分が違うのか調べてみましょう。

 違うのはどういう点で、同じなのはどういう点でしょう。どちらが速いのか、疑問の答えもわかりますね。そして、どちらの路線も同じホームを使っているのに、編成車両数が違うことがわかります。ここからどんなことが考えられますか。

 (4)あなたは、電車の運転士さんやその他の乗務員さんに何を一番望みますか。

 記事によれば、この二つの路線は、運転士乗務員区が違うので、両方をかけもちして運転することはないそうです。隣同士、抜いたり、抜かれたりしながら走っていて、隣のことが気になったり、競争になったりしないのでしょうか。

 記事の中でJRの人は何と言っていますか。それについて、あなたはどう思いますか。あなたは、運転士さんやその他の乗務員さん、駅員さんには、どんな風に仕事をしてほしいと思いますか。どんな運転やどんな仕事ぶりがいいか、みんなで話し合ってみてもいいですね。

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