「いっしょに読もう!新聞」コンクール表彰式

表彰式後、記念撮影に臨む受賞者。左から、森有希さん、木田夕菜さん、横浜市立あざみ野中3年、石井里奈さん、名古屋市立極楽小4年、岩田泰紀さん=横浜市の日本新聞博物館で 受賞した作品と記事について懇談する森有希さんと大久保記者=同

 NIE週間(11月1日〜7日)の主要行事として日本新聞教育文化財団が実施した第1回「いっしょに読もう! 新聞」コンクールの表彰式が11月6日、横浜市の日本新聞博物館で行われ、グランプリの鹿児島市立鹿児島玉龍中2年、木田夕菜さんと、小・中・高校部門の最優秀賞3人に賞状と記念品が贈られた。

 このコンクールは、興味を持った記事を家族や友人と一緒に読み、感想や意見をまとめるもの。表彰式では、受賞者の4人が、それぞれが選んだ記事を書いた記者と受賞の感想や取材への思いについて語り合う懇談が行われた。

 高校部門の最優秀賞は、3姉妹の過酷な満州逃避行を取材した朝日新聞・大久保真紀編集委員の「母・妹犠牲…帰国できた」(8月25日付朝刊、34ページ)を取り上げた昭和女子大付属昭和高2年、森有希さん=さいたま市在住。大久保記者から受賞の感想を聞かれ、「この記事は私に戦争の悲惨さやいのちの大切さを考えるきっかけを与えてくれた。受賞したことで、今度は私の作品がだれかに考えるきっかけを与えられたらうれしい」と語った。大久保記者は「日付のないこのような記事は、実はなかなか紙面に載りにくい。毎日のように『紙面、空いてませんか』とお願いしていた」と明かし、「作品は加害の側面や話してくれた戦争体験者への感謝にも触れており、本当に記事を深く読み取ってくださっていて感激した。記者生活の大きな励みになった」と話した。

 コンクールには、47都道府県と海外から計1万2290点の応募があり、グランプリ、最優秀賞のほか、特別賞30点、奨励賞124点、学校賞9校が選ばれた。グランプリ、各部門最優秀賞と特別賞の入選作品は、財団のホームページ(http://nie.jp/news/20101101−issyo1.html)でも公開している。