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第22回NIE全国大会、名古屋市で開催 2300人参加

 教育現場での新聞の効果的な活用を考えるNIE(教育に新聞を)の第22回全国大会(日本新聞協会主催)が8月3、4日に名古屋市で開催されました。今回のテーマは「新聞を開く 世界をひらく」。全国各地から過去最多の約2300人の教育関係者らが参加しました。

 3日はノーベル物理学賞を受賞した名古屋大の天野浩教授が講演したほか、女子レスリング五輪メダリスト吉田沙保里さんらによる座談会がありました。4日には地元・愛知県内の小中高校の公開授業と実践発表、「主権者教育とNIE」「外国人児童生徒の日本語教育に活用するNIE」などの特別分科会、合わせて26のプログラムがありました。

NIE全国大会の開会式

 講演や座談会で天野教授は「新聞記事は世界や日本を映し出す鏡。ぜひ役立ててほしい」「新聞はいろいろな見方を伝えてくれる大事な機能がある」と訴えました。


 

 来年の第23回全国大会は「新聞と歩む 復興、未来へ」をスローガンに、盛岡市を主会場として7月に開催される予定です。

 

◆10年後、働く私の未来図 賛否分かれる問題、意見文に(公開授業から)

 名城大付属高校(名古屋市)は、新聞記事を通して社会がどう変わっていくかを予測し、自分の将来のキャリアプランを考える授業を発表しました。参加した3年生は2人1組で10年後のお互いの仕事を紹介する記事を作り発表=写真。

 商社で働いていると考えた生徒は、新聞記事を読み、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)がより進化すると予測。同級生から「ロボットに職を奪われる可能性もあるのでは」と質問を受け、「心のこもった取引や対応は人間にしかできない」と答えていました。

公開授業で発表する名城大付属高校の生徒たち

 名古屋市立植田中学校2年7組は国語の授業の一環として、賛否が分かれる社会問題について新聞記事をもとに自分の主張を論理的な文章にまとめる課題に取り組みました。

 公開授業では高齢者の運転免許返納や中学生がスマートフォンを持つことの是非などについて、班ごとに意見を交わしました。

 高齢者が運転する車の事故の記事を取り上げ、「運転免許は返納すべきだ」とする班に対し、買い物や通院に苦労する一人暮らしの高齢者を取り上げた記事を根拠に反論する班も。

 今後は新聞の社説や記事を参考に、予想される反論を考え、意見文を書くということです。

※朝日新聞デジタルで関連記事がお読みいただけます。
 ・天野教授「新聞は研究の羅針盤」 NIE全国大会開幕(8月3日)
  http://www.asahi.com/articles/ASK7X64VKK7XOIPE033.html


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 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。