朝日新聞社 NIE - 教育に新聞を -朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-
朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-

 印刷印刷  l  記事  l  学習のポイント  l  ワークシート(PDF) l  ののちゃんのDO科学トップへ  




ののちゃんのDO科学

 竹の子はなぜ急に伸びる? ★学習のポイント★
  福井県坂井市立三国中学校・月僧秀弥
 (朝日新聞社発行 2015年4月18日付be)


●学習のポイント

 春になると食卓に筍(タケノコ)が出ますね。竹が成長する時期です。タケノコは竹の芽が地面から顔を出す直前や出した直後に収穫したものです。竹は見ただけでその種類を見分けることが難しい種類もありますが、孟宗竹(モウソウチク)やマダケ、ハチクなど多くの種類があります。日本で一番古い物語といわれる竹取物語でも竹からかぐや姫が生まれています。竹は昔から日本にあり、日本人にはなじみ深いものです。

 (1) 竹の成長

 「竹が成長の早い植物であることは分かりましたね。一晩で1メートル以上成長するというのは驚きですね。他の身近にある植物について、学校や家の庭の植物の数カ所に同じ間隔でリボンなどで目印を付けて毎日観察してみましょう。どの部分がどれくらい成長しているでしょうか。

 実際に実験して植物の成長を調べてみると、多くの植物では茎の先の部分のリボンの間隔が広くなっていくことが分かります。多くの植物は茎の先端が伸び、全体としては太くなっていくことで成長するのです。中学校の授業では根の先端近くの部分の細胞が一番小さくこの部分が成長していることを観察します。このように多くの植物は成長する場所が決まっているのです。

 (2) 竹の利用法

 皆さんの周りに竹を使った製品はありますか。あまり気付かないかも知れませんが、竹はいろいろな製品にも利用されています。身の回りで、竹を使った製品を探してみましょう。それらの製品ではなぜ竹が使われているかも考えてみましょう。

 竹は昔から生け垣や家の壁などにも利用されていました。竹を使って竹とんぼ、竹馬などのおもちゃが作られました。スポーツだと剣道で使われる竹刀、台所では竹串にしたり、食品を包むために竹の革が使われたりすることもあります。竹は昔から身近にあったので多くの製品に使われてきました。今でも探してみると多くの竹製品が使われていることに気付くのではないでしょうか。また、竹炭としても使われるなど新たな使い方も工夫されています。成長が早い竹は多くの二酸化炭素を吸収してくれる植物でもあるため、さらに多くの利用ができないか工夫されています。

 (3) 竹を使った言葉

 竹を使った言葉もたくさん使われています。竹を使った言葉を探して、その意味を調べてみましょう。

 例えば、「竹を割ったような」という言葉の意味は、「まっすぐで悪いことができない、曲がったことができない」など竹を縦に割った時の様子から使われる言葉です。他にも、竹馬の友、破竹の勢いなどいろいろな言葉があります。

 (4) 竹林の観察

 皆さんの家の近くに竹林はありますか。竹林を観察してみましょう。そして、竹林の役割を考えてみましょう。

 昔は、竹は生活と深く関係していました。そのため昔の家の裏に竹林があったことも多かったようです。竹林を観察すると、その下にはあまり木が生えていないことも分かると思います。早く高く伸びる竹の性質から他の木は育ちにくかったことが分かりますね。竹で生活用品をつくり、春にはタケノコを食べていました。また、竹は地下茎で増える植物です。竹の根元を掘ってみると地下茎がたくさん張っていて地盤を強くしてくれています。実際のはたらきは分かりませんが、「地震が来たら竹林に逃げろ」という格言もあります。そんな竹林ですが、最近ではタケノコを採ることも減り、竹林が荒れて伸び放題になってしまうという問題も起きています。観察する時には、竹林の中に入らないでまわりから観察しましょう。

★ NIEとは ★

 「Newspaper in Education(教育に新聞を)」の頭文字をとった略称のことです。
【→つづきを読む】


★ 新着ニュース(随時更新)★

NIE事務局から


★ 新聞授業実践ワークブック ★
  改訂版を発行 new

新聞授業ガイドブック 改訂版

朝日新聞社ではNIEの実践に向け、授業ですぐに使えるワークシートを盛り込んだ「新聞授業実践ワークブック改訂版」を発行しました。解説編の「新聞授業ガイドブック」とともにご希望の学校に無料で提供しています。【→詳しくはこちら】


★ 新聞出前授業 ★

新聞出前授業


天声人語 書き写しノート


語彙・読解力検定


朝日新聞デジタル



リンク一覧


★ NIEとは ★

 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。