朝日新聞社 NIE - 教育に新聞を -朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-
朝日新聞社 NIE -教育に新聞を-

 印刷印刷  l  記事  l  学習のポイント  l  ワークシート(PDF) l  ののちゃんのDO科学トップへ  




ののちゃんのDO科学

 面ファスナーはどうくっつく? ★学習のポイント★
  聖心女子学院初等科・岸尾祐二
 (朝日新聞社発行 2015年8月8日付be)


 ひっつき虫が引きつける力はすごい

 ひっつき虫と聞いて、子どものころひっつき虫を投げて友だちの服に着けたことを思い出しました。私が子どものころ、靴はみんなひもを結んで履(は)いていたものでした。今、子どもの靴の多くは面ファスナーでとめていますよね。靴に面ファスナーが出始めの頃、すぐはずれてしまうのではと心配しましたが結構大丈夫でした。現在、面ファスナーはいろいろなところに応用されています。そういえば、私の一番下の高校生の娘がバレー部で軽い捻挫(ねんざ)をして、足首にまいていたサポーターには面ファスナーが使われていました。
 本文の最初に紹介されている新幹線ホームでの折り返し運転の準備をする車内清掃、見たことがありますか。私は東京駅で新幹線に乗る前には必ず見ることにしています。あの車内清掃の効率の良さに驚きますが、外国からの視察もあるようです。その効率のよさの背景には「ひっつき虫」の存在がありました。
 DO科学をてがかりに、面ファスナーの仕組み、面ファスナーの歴史、ひっつき虫のいろいろ、面ファスナーのいろいろな活用について調べたり考えたりしましょう。

 取材先のクラレファスニング
 https://www.magic-tape.com/
 のホームページでいろいろな情報を得ることができます。

 (1)面ファスナーの仕組み

 本文で藤原先生が「面ファスナーは、小さなフックが並んだ面と、小さなループつまり輪が並んだ面とのセットなの。ひっつき虫が着く繊維や毛も役目をループがして、そこにフックが引っかかってくっつくわけ。」と言っています。ループとフックがキーワードになりますね。

 取材先のクラレファスニングでは、面ファスナーは商品名マジックテープと呼んでいます。宅配便の宅急便やガーゼつきばんそうこうのバンドエイドと同じようなものです。クラレファスニングのホームページには「マジックテープのしくみ」というコーナーがあります。
  https://www.magic-tape.com/secret/shikumi.html

 本文、資料「似たもの同士」、クラレファスニングのホームページ「マジックテープの仕組み」などを参考にして、面ファスナーの仕組みをまとめてみましょう。

 (2)面ファスナーの歴史

 藤原先生が「面ファスナーはひっつき虫をまねたアイデアよ。特許になったのは60年前。スイスの技術者が猟をしたとき、服や犬の毛に着いたひっつき虫を観察し、トゲの先がJ字形に曲がってることに着目したの。」と言っています。
 面ファスナーの歴史について調べてみましょう。

 次のホームページなどを参考にしてください。
 クラレファスニングの「面ファスナーの歴史」
  https://www.magic-tape.com/secret/rekishi.html

発明者のジョルジュ・デ・メストラル氏とはどのような人物なのか、調べてみましょう。
 「面ファスナーはスイスメイド」が参考になります。
http://www.swissinfo.ch/jpn/%E9%9D%A2%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AF%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89/5658454

 (3)ひっつき虫のいろいろ

 藤原先生が「植物は動けないので、種を広い範囲に散らすのに他の動くものを利用するの。動物にくっつくのもいい作戦で、セリ科、キク科、マメ科、バラ科、イネ科などに、J字フックのほか、『返し』が付いたトゲや数本のトゲが、先が広がったフォーク形に並んだものなど、いろんなひっつき虫があるよ。」と言っています。
 ひっつき虫にはどのようなものがあるか、調べてみましょう。

 次のホームページなども参考にしてください。ひっつき虫は薬用植物だったのですね。
 「身近な生活にある薬用植物」
 http://www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/hittuki.html
 「ひっつき虫」
 http://had0.big.ous.ac.jp/thema/hittsukimusi/hittsukimusi.htm

 (4)面ファスナーのいろいろ

 面ファスナーのクラレファスニングの商品名はマジックテープです。アメリカではベルクロの商品名で販売されているようです。身近なところで面ファスナーはどのようなところで活用されているでしょうか調べてみましょう。可能ならば実際見てみましょう。あなたはどのようなところで面ファスナーを使っているのでしょうか。

 次のホームページなどを参考にしてください。
 クラレファスニングの「マジックテープ活用事例」
 https://www.magic-tape.com/activity/index.html

 発展

 本文最初のところで、藤原先生とののちゃんの次のような会話があります。
 「夏休みに入ってさっそく家族で旅行したんだけど、新幹線のホームで、折り返し運転の準備をする車内清掃をみかけたよ。」「『7分間の奇跡』なんて、あの素早さは有名だよね。」「座席の頭をもたせる所のカバー交換なんか、はがすのも着けるのも一瞬。」「ボタンやホックでとめていたらああはいかないけど、面ファスナーだからこそね。」

 クラレファスニングのホームページの「面ファスナーの歴史」には「<マジックテープ>の名が全国に広がったのは、1964年に華々しくデビューした東海道新幹線の客席のヘッドレストカバーのファスナー(留め具)に採用され、一躍注目を浴びたのがきっかけでした。」とあります。
 「7分間の奇跡」ではどのようなことが行われているのか、発展として調べてみましょう。

 次のホームページが参考になります。
 「【7分間の奇跡】日本の新幹線を支える清掃員、その技に世界中が賞賛!」
 http://whats.be/116384
 私が見ていた時感じたことですが、最後に清掃員ではない人が車内を厳しくチェックしている姿が印象的でした。人が働くことはどんなことなのか少しでも考えられるといいですね。

★ NIEとは ★

 「Newspaper in Education(教育に新聞を)」の頭文字をとった略称のことです。
【→つづきを読む】


★ 新着ニュース(随時更新)★

NIE事務局から


★ 新聞授業実践ワークブック ★
  改訂版を発行 new

新聞授業ガイドブック 改訂版

朝日新聞社ではNIEの実践に向け、授業ですぐに使えるワークシートを盛り込んだ「新聞授業実践ワークブック改訂版」を発行しました。解説編の「新聞授業ガイドブック」とともにご希望の学校に無料で提供しています。【→詳しくはこちら】


★ 新聞出前授業 ★

新聞出前授業


天声人語 書き写しノート


語彙・読解力検定


朝日新聞デジタル



リンク一覧


★ NIEとは ★

 学校などの教育現場で新聞を教材として活用し、児童・生徒たちの学力とモノを考える力の向上を図るための活動です。歴史的にみると、1930年代にアメリカで始まり、世界各国に広がっています。日本では1985年の新聞大会で提唱されました。89年から、一定期間学校に新聞が無料で提供される「NIE実践指定校」制度がスタートし、その後少しずつ規模を拡大して現在にいたります。