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コンタクトで、よく見えるのは?

京都府・加藤遥香(かとうはるか)さん(高1)からの質問(朝日新聞社発行 2013年7月13日付be)

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 ●ピントの位置(いち)をうまくずらすの

 ◇ののちゃん いつも眼鏡(めがね)のお兄ちゃんが、今度コンタクトレンズにしてみようかなって言ってたよ。でも目のなかにレンズを入れちゃって、痛くないのかな?

 ◆藤原先生 コンタクトレンズにはハードとソフトがあって、ハードだと厚(あつ)さは約0・2ミリ。ソフトは0・07ミリと、とても薄(うす)いの。でも慣(な)れないうちは、目がゴロゴロする違和感(いわかん)があるかもしれないわね。

 ◇のの へー。でもどうして、それでよく見えるようになるの?

 ◆先生 その前に、目の仕組みを説明しましょうか。目には水晶体(すいしょうたい)という部分があって、そこがレンズの役目をしているの。よく見える人は、水晶体の厚さをうまくコントロールできるので、目の奥にある網膜(もうまく)にうまくピントを合わせられるわけね。

 ◇のの 近視(きんし)の人の場合は?

 ◆先生 網膜より、手前でピントが合ってしまうので像(ぞう)がぼけるの。逆に、もっと奥で合ってしまうのが…

 ◇のの 遠視(えんし)?

 ◆先生 正解! 近視用のハードレンズに話を戻すと、網膜にピントが合うようなカーブを持つ凹(おう)レンズを削(けず)って作り、角膜(かくまく)(黒目の部分)の上にのせてやることで、網膜上に写る像をはっきりさせているわけね。

 ◇のの すごく薄いのに削るの?

 ◆先生 ダイヤモンドで削り出すそうよ。

 ◇のの でも、カーブを合わせるっていっても、レンズを目に入れたら形が変わっちゃったりしないの?

 ◆先生 実は、コンタクトレンズは目とくっついていないのよ。目とレンズの間には涙の層(そう)があって、浮いた状態を保っているそうよ。

 ◇のの へー。ギュっと目をつぶっても平気なんだ

 ◆先生 ハードレンズは使う人の目に合わせて、0・05ミリ刻みで80種類ものカーブを作れるんですって。

 ◇のの わ、すごい。ふにゃふにゃしてるソフトレンズもそうなの?

 ◆先生 ハードより軟らかい素材を使っているから3〜4種類と少ないけれど、付けたときの違和感は少ないそうね。

 ◇のの そんなに軟らかいのに削ってつくれるの?

 ◆先生 ソフトレンズは、削って形を決めたあとで液体に浸し、素材に水分を吸わせて軟らかくするという製法と、型を使って固める製法とがあるそうよ。

 ◇のの お父さんもコンタクトって言ってるけど、老眼用もあるの?

 ◆先生 遠近両用のレンズができているの。レンズの中心部分は遠くがよく見えるカーブ、その周りの部分には近くがよく見えるカーブを持たせて作ってあるそうよ。

 ◇のの そうなんだ。先生も、それを使っているの?

 ◆先生 私は老眼じゃありません!

 (取材協力=シード経営企画部・山口栄さん、南雲真由子さん 構成=冨岡史穂)

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