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海の動物は真水いらず?

大阪市立昭和中学校・植田 恭子

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 海の生き物は不思議がいっぱいですね。イカの飛ぶ仕組みを北海道大学の研究グループが解明しました。100匹ほどのイカが海から飛び出し、海面と並行に数秒飛行している写真を見た方も多いのではないでしょうか。イカが飛ぶことも不思議ですが、一番の疑問は、海に生きる動物は、海水を飲んでも大丈夫なのでしょうか。今回は海の動物についてDO科学しましょう。

 (1)海水の塩分は?

 地球上の海水は、地球上の水分の97%を占めています。海水は3.5%程度の塩分を含んでいます。地球上で塩分濃度の違いはあるのでしょか。あるとすればそれはどうしてでしょうか。調べてみましょう。湖はどうでしょうか。死海は塩分濃度が高いことを知っていますね。どうして塩分濃度が高くなったのかを調べてみましょう。

 また、海水はどのような成分で構成されているのでしょうか。海水と同じ濃度のものを作ってみましょう。塩にもさまざまありますね。どのような違いがあるのかを、表示を読み取り比べてみましょう。

 (2)海鳥――ペンギンを調べる

 花粉症の季節、鼻水と戦っておられる方も多いことでしょう。ペンギンも首を振って鼻水を出しますが、ヒトの鼻水とは違います。ペンギンは飲んだ塩水をろ過して、「塩類線」と呼ばれる器官から体外に排出しています。ウミガメが産卵の時に涙を流すのも同じですね。『ペンギンの世界』(上田一生著、岩波新書)、『ペンギンハンドブック』(ポーリン・ライリー著、どうぶつ社)などを読むとよくわかりますよ。

 このように生き物の行動には、それぞれに意味があります。じっくり行動を観察し、それらがどのような意味があるのかを調べてみましょう。

 (3)海に住む哺乳類――クジラを調べる

 クジラは海水を飲みません。体にある脂肪を分解して水分を作り出しています。どのような仕組みになっているのかを調べてみましょう。「クジラとイルカはどう違う?」についてのDO科学のページもありますのであわせて読んでみましょう。

 http://www.asahi.com/shimbun/nie/tamate/kiji/20110302.html
 http://www.asahi.com/shimbun/nie/tamate/point/20110302.html

 本紙では、海亀は涙、海鳥は鼻水、海の哺乳類は尿で体に侵入する「塩」を捨てると図表化されています。海で生きていくために、進化してきたといえます。それぞれの体の仕組みについて調べてみましょう。

 (4)排泄の仕組み

 排泄とはどのような現象でしょうか。排泄と排出とは違うものなのでしょうか。普段使っていることばでも、いざ説明するとなると難しいですね。辞書を引いて比べ、参考にしながら定義してみましょう。

 体外に老廃物を出す仕組みはどうなっているのかを調べてみましょう。ヒトの場合はどうなのかを調べてみましょう。その仕組みを図式化してみましょう。さまざまな生き物の排出について調べ、比べてみるのもいいですね。

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