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学習のポイント

震災の漂流物はどこいった?

信州大学教授・小山 茂喜

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 中国の大気汚染の原因とされるPM2.5が、日本にも飛来しているのではないかと新聞やテレビをにぎわしています。PM2.5を空気中の漂流物と考えてみれば、今回のテーマである「海の漂流物」についてもわかりやすくなると思います。地球とは閉ざされた環境なのだということを表すために以前、「宇宙船地球号」という言葉が流行りました。漂流物をきっかけに、「もの」が漂うという視点で地球環境を考えてみましょう。

 ●学習のポイント

 (1)海流を調べてみよう。

 漂流物がどのように流されているのかは、海流との関係が深いようですね。地図帳を開いて、世界中の海流について「名前」、「流れ方」、「暖流・寒流」などをくわしく調べてみましょう。

 (2)流れ着いた漂流物はどうするの?

 震災後の津波で流された物が海岸に流れ着くと、今度は「漂着物」となり海岸ゴミとなってしまいます。紙面にもあるように、アメリカやカナダに到着した「漂着物」を、だれがどのようにどう処理するのかなど解決しなければならない問題がたくさんあります。これまでの新聞記事などで、どのようなことが問題なのか、すでに漂着した物がどのように処理されたのかなど、くわしく調べてみましょう。

 (3)太平洋の漂流物はどうなっているの?

 震災で発生した漂流物だけでなく、海に流れ出たゴミが海流に乗って漂っているうちに、海上で集まってしまうという問題も起きています。それらは「太平洋ゴミベルト」とも呼ばれ、「閉ざされた環境」の中で起きている大きな問題です。インターネットなどで、海上のゴミについて調べてみましょう。

 (4)風の流れはどうなっているの?

 紙面では、偏西風・貿易風という風の流れがあると書いてありますが、地球上の風の動きについても地図帳などでくわしく調べてみましょう。これからの時期、「黄砂の飛来」という現象が日本各地でおきますが、PM2.5の問題と同じく、日本付近の風の動きの影響です。黄砂とは何か、日本付近の風の動きは季節ごとにどうなっているのかなどについても調べてみましょう。

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