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学習のポイント

ナメコはなんでトロトロ?

聖心女子学院初等科・岸尾 祐二

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 きのこだけじゃないトロトロの効果

 個人的な好みですが、私はあまりキノコは好きではありません。でも、ナメコは例外で好きです。おそばに入れたり、大根おろしと一緒に食べたりと料理の素材として大活躍です。そのナメコのトロトロは他の食材や人間の体にも関係しているようです。

 「ののちゃんのDO科学」の記事本文や「ナメコのぬめり成分の役割」の資料を手がかりに、ムチン、乾燥に弱いキノコ、乾燥に強いキノコ、ぬめりがあるものについて調べたり考えたりしてみましょう。

 ●学習のポイント

 (1)ムチンとはどのようなものだろう

 本文の中で藤原先生が「キノコは9割が水で、残りの大半が食物繊維でできているの。ナメコのぬめりの正体は、食物繊維の一種の『ムチン』よ。」「ムチンは、食物繊維のなかでも体に吸収されやすい種類なの。ナメコを食べることで、消化を助けたり、肝臓を守ったりする効果があるとされているけど、研究が少なくて分かっていないことも多いのよ」と言っています。食物繊維の一種のムチンはどのような物質なのか本やホームページなどで調べてみましょう。今回の取材協力のキノックスは株式会社です。どのような事業や研究を行っているか調べてみるのも面白いですよ。

 (2)乾燥に弱いキノコにはどんなものがあるかな

 藤原先生が「ナメコは湿った環境でないと大きく成長できないの。乾燥してしまうのを防ぐために、体の周りをぬるぬるした成分で覆っているの」「山のなかで、キノコが好きな場所が、それぞれ違うのよ。ナメコのように湿ったところが好きなキノコは、沢沿いや倒れた木の上に生えることが多いの」と言っています。記事につけられた資料「ナメコのぬめり成分の役割」にはナメコ、エノキタケ、ヌメリスギタケモドキが乾燥に弱いキノコとして挙げられています。それぞれどのようなキノコなのか、他に乾燥に弱いキノコはないか本やホームページなどで調べてみましょう。可能ならば、お店でそのキノコを実際に観察してみましょう。

 (3)乾燥に強いキノコにはどのようなものがあるかな

 藤原先生が「確かにスーパーで売っているシイタケとかシメジには、あのぬめりはないわね。乾燥に強いタイプのキノコにはないのよ」「シイタケのように乾燥に強い種だと、立っている幹の枯れ枝に生えることもあるわね」と言っています。資料「ナメコのぬめり成分の役割」には、シイタケ、ヒラタケ、ブナシジメが乾燥に強いキノコとして挙げられています。それぞれどのようなキノコなのか、他に乾燥に強いキノコはないか本やホームページなどで調べてみましょう。可能ならば、お店でそのキノコを実際に観察してみましょう。

 (4)ぬめりがあるものを探しましょう

 藤原先生が「ぬめりは、オクラやサトイモにもあるでしょ。あれも同じムチンなの。人の胃の中にもあって、内臓の内側を守っているのよ」「ムチンは食物繊維の中でも体に吸収されやすい種類なの。ナメコを食べることで、消化を助けたり、肝臓を守ったりする効果があるとされているけど、研究が少なく分かっていないことが多いのよ」と言っています。資料「ナメコのぬめり成分の役割」には、「種を守るオクラ」「地下茎を守るサトイモ」「内臓を保護する胃」が挙げられています。オクラ、サトイモ、胃のぬめりはどのような役割をしているのかさらに調べるとともに、他にぬめりがあるものを探してその役割を調べてみましょう。

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