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コバエはどこから来るの?

大阪市立昭和中学校・植田 恭子

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 「ハエ」と聞いて、あなたはどのようなことをイメージしますか。バイ菌を運ぶとか汚いと考える人が多いのではないでしょうか。暑くなってくると、気になりますね。今回は「ショウジョウバエ」を出発点にDO科学しましょう。

 (1)ハエ目に属する昆虫

 ハエ目に属する昆虫はたくさんいます。日本だけでも数千種が生息しているようです。どんな虫がいるのかを調べてみましょう。

 まずは、人間とのかかわりで「害虫」と「益虫」に分類してみましょう。害虫は、衛生害虫、農業害虫に分けることができます。感染症の病原体をハエが媒介しているという研究結果もあるようです。ショウジョウバエはどこに分類されるでしょうか。

 ショウジョウバエは、一般に「コバエ」や「スバエ」と呼ばれています。世界ではどのように呼ばれているかについても調べてみましょう。

 (2)「トラップ」作り

 トラップの作り方が紹介されていますね。ペットボトルで簡単に出来るようですから、作ってみましょう。捕まえたら早く片付けることも忘れないでくださいね。

 市販されている虫取り道具にはどのようなものがあるのかを調べてみましょう。便利な道具がたくさんありますが、梅雨の時期はゴミの処理をきちんとすることが大切です。

 (3)「モデル生物」とは?

 遺伝子を扱う分子遺伝学の分野では、「モデル生物」が使われてきました。ショウジョウバエも「モデル生物」です。「モデル生物」とはどのようなものかを調べてみましょう。

 「ショウジョウバエ」以外にどのようなものがあるのでしょうか。サル、マウス、カエル、メダカ、大腸菌などたくさんの生物が研究を支えてきました。

 モデル生物について『研究をささえるモデル生物』(吉川寛編、化学同人)などを読んでみましょう。JT生命誌研究館のページのラボ日記は実験現場の様子などがわかりとても興味深いですよ。

 (参考)JT生命誌研究館のラボ日記
 http://www.brh.co.jp/communication/labdiary/

 (4)ハエに関する文学作品

 小林一茶の「やれ打つな 蠅が手をすり 足をする」は有名ですね。灰谷健次郎の「兎の眼」の主人公はハエの生態に詳しい小学生です。他にも横光利一の「蠅」がありますし、「蠅の王」ウィリアム・ゴールディングの小説では、蠅が群がる豚の生首を「蠅の王」と形容しています。

 上司にすりよる男性を「ハエ男」と森高千里が作詞・作曲し、自らが歌っています。

 モデル生物でもあり、人に害を与えるわけではないのに「ハエ」というだけでうっとうしい存在ととらえられてしまう「ショウジョウバエ」。

 小林一茶を真似て、五・七・五で一句詠んでみましょう。創作した句について、「ショウジョウバエ」の立場にたって一言コメントを書いてみましょう。

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