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学習のポイント

ガとチョウの区別は?

信州大学教授・小山 茂喜

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 今年の夏は猛暑で、外に出て昆虫を探すなんてとんでもない、という感じでしたが、さすがにだんだん秋らしくなって、夜は虫の鳴き声もにぎやかになってきました。昼間活躍している昆虫だけでなく、夜、街灯などの光に集まってくるガなどの夜行性の昆虫も観察してみましょう。

 ●学習のポイント

 (1)図鑑でガについて調べてみよう

 ニシキオオツバメガのようにきれいなものから、ニッポンヒロコバネのように小さくて羽虫のようなものまで、いろいろな種類のガがいるようですね。日本に生息しているガについて、どのような形や色のものがいるのか調べてみましょう。

 (2)ガとチョウの食べものを調べてみよう

 記事では、ガやチョウの祖先はコケを食べていたとありますが、現代のガやチョウは何を食べているのでしょうか? 花のミツを食べるとも書かれていますが、このしゅ類のチョウはこの花のミツしか食べない、などということもあるかもしれません。また、種類によってはミツではなく別のものを食料にしているかもしれません。これも、図鑑などで、どの種類は何を食べているのかなど、くわしく調べてみましょう。

 (3)触角などを比べてみよう

 記事で藤原先生は、ガとチョウを外見的なことで分けようとしても無理が出る、と説明しています。それでも、胴体を比べてみると、どちらかというと、チョウはスマートで、ガはちょっと太っているかなというイメージがあります。また、触角も同じようにチョウはスマートで、ガはギザギザであったり、毛がはえていたりといったイメージがあります。実際に、捕まえて比べられるとよいのですが、まずは図鑑などで調べて比べてみましょう。

 (4)蚕に注目

 みなさんは、高級な布「絹」を知っていますか? 絹は蚕が糸をはき出してつくったマユから糸をつむいでつくられています。この蚕も実はガの一種なのです。白い芋虫のような蚕は、マユの中でさなぎとなって、成虫であるガになるのを待つのです。ところが、成虫になるためには、マユを食い破って外に出なくてはなりません。それでは、マユの糸が切れてしまうことから、糸をとるためのマユのさなぎは、成虫になる前にマユごとゆでて殺されてしまうのです。そのため、蚕の成虫がガということを知らない人も多いと思います。大昔から、人間が「家畜」として利用してきた蚕について、調べてみましょう。成虫になったら、どんなガになるのでしょう。

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