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学習のポイント

注射で血は、なぜもれない?

千葉県松戸市立小金中学校 高城 英子

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 記事の中でののちゃんが驚いているように、同じ血液なのに、時には固まったり、溶けて流れたり、人間の体の中でいろいろな変化が起きているのですね。この記事に書かれているように、血管や血液は複雑な構造や変化をみせながら、人間の生命を維持させています。その仕組みはどのようになっているのでしょう。

 この記事は注射がテーマですが、みなさんの中には注射は痛いから嫌い、という人も多いのではないでしょうか。そんな注射の辛さをどうしたら軽減できるかということも考えられています。こうした医療機器の進歩についても調べてみましょう。

 ●学習のポイント

 (1)血管の構造や仕組みを調べてみよう。

 血管はどのような構造・仕組みになっているのでしょうか。動脈と静脈ではどのような違いがあるのでしょうか。同じ動脈でも、心臓近くの大動脈と毛細血管ではどんな違いがあるのでしょうか。静脈は、どのように重力に逆らって血液を足の先端から心臓まで戻しているのでしょうか。

 (2)血液の成分やそのはたらきを調べてみよう。

 血管の傷口をふさぐ上で血小板が大きな役割を果たしていますが、血液中には他にどんな成分があり、どのような働きをしているのでしょうか。フィブリノゲンはどこにあるのでしょうか。フィブリノゲンからフィブリンへの変化はどのように起こるのでしょうか。

 (3)蚊の体内で、血は固まらないの?

 蚊は人間から血を吸います。血を固める働きのある血小板が入っている人間の血を吸っても、なぜ蚊の体内で固まらないのでしょうか。フィブリンは生じないのでしょうか。蚊の吸血の仕組みを調べてみましょう。

 また、血液型の違う血液が混ざると固まる場合がありますが、蚊の体内ではその様な変化は起きないのでしょうか。吸血する他の生物ではどうなのでしょうか。

 (4)注射針の工夫など、医療機器の進歩について調べてみよう。

 注射は痛みを伴い、その針は血管を傷つけます。その痛みを軽減するために「痛くない注射針」を研究している人たちがいて、既に製品化もされています。他にも様々な努力や研究を進めている人がいるはずです。医療機器の進歩の様子を調べてみましょう。

 参考資料:特許庁のサイトの中に「痛くない注射針」を開発した人の話が載っています。
http://www.jpo.go.jp/beginner/pdf/125anniversary/125anniversary_3.pdf

 ●発展学習

 生命を維持するために血液をうまくコントロールしているのは、人間だけではありません。他の生物についても調べてみるとおもしろいでしょう。

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