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おしっこは、なぜ黄色?

千葉県松戸市立小金中学校・高城 英子

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 (1) おしっこはなぜにおうのでしょう

 出されてすぐのおしっこに細菌などがないのと同様に、においも、外気に触れてから起こることがほとんどです。尿がくさいと感じるのは、尿の成分である「尿素」が空気中の細菌に触れて「アンモニア」に分解されるためで、体の異常ではありません。またコーヒーやカレー・ニンニク・ニラなど臭いの強いものを食べた後には、尿にそのにおいが出ることがあります。

 (2) 「尿検査」では、どんなことを調べているのでしょうか

 学校でも健康診断の1つとして「尿検査」を行いますね。少しの量で体の異常を調べる事ができるのです。調べるのは、「タンパク」「血尿」「糖尿」などです。「タンパク尿」が出ると、腎臓の糸球体の異常が考えられるので、腎臓の検査が必要になります。「血尿」が出ると、腎臓の異常や尿の通り道での出血が考えられるので、腎臓や泌尿器の検査が必要となります。「糖尿」では、体に必要な糖分が血液中に戻らず、体外に出ていく可能性が高いので「糖尿病」が心配されます。このように尿には体の変化が現れるので、尿検査が重要なのです。

  (3) 体に必要な電解質には、どんなものがありますか

 腎臓で濾過したときに、必要な電解質は体に戻しますが、その電解質とはどの様な物なのでしょうか。主なものはナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、クローム・塩素(Cl)です。これらは多量には必要ないのですが、体のバランスを取る上で重要です。主に「ナトリウム」はからだの水分を調節する働き、「カリウム」は筋肉や神経に関係する働き、「カルシウム」は骨や歯の形成、神経刺激の伝達、血液の凝固(固まらせる)に関係した働き、「クロール(塩素)」は体内に酸素を供給する働きをしています。ナトリウムは多すぎてもいけないことが知られていますが、他の電解質もその量を腎臓でコントロールしています。

 (4) 体からでる「老廃物」とは、どんなものでしょう。おしっこ以外では、どの様に老廃物を排出しているのでしょう

 生きていくエネルギーを作り出す活動は、体中で行われているので、その過程でいらなくなった不要物は、いろいろなやり方で体外に出していく必要があります。多くは「呼吸の排気」、「汗」、「尿」、「便」として体外へ排出されます。例えば、呼吸の結果生じる二酸化炭素を排気として、また生体内の蛋白質が分解して生じる窒素化合物(尿酸、アンモニアなど)を尿として体外へ排出します。食べ物の内、消化できなかった残りかすが便となります。細胞による代謝以外にも、例えば紫外線などの外的要因によって、皮膚中の脂質が酸化されて生じる過酸化脂質なども老廃物の一つといえます。

 ★参考になるウェブサイト

 おしっこ元気ですか? 大阪府立急性期・総合医療センター 腎臓・高血圧内科
 http://plaza.umin.ac.jp/~kidney/nyo-no-kaisu.html

 病院の検査の基礎知識
 http://medical-checkup.info/article/43918744.html

 老廃物について(化粧品用語辞典)
 http://www.mmjp.or.jp/cosmenet/jiten/j01_02.htm

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