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宝塚 昔は男もいたんです 元団員、半世紀ぶり旧校舎へ

2010年5月11日

写真終戦直後に結成された宝塚歌劇団男子部のメンバー=辻則彦さん提供

 終戦の年から8年余りにわたり、宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)にあった「男子部」。70〜80代になった元部員4人が23日、約半世紀ぶりに宝塚音楽学校の旧校舎に戻り、トークイベントに出演する。

 男子部は1945年12月、歌劇団の創始者、小林一三の提案で結成された。52年までに25人が入団し、宝塚音楽学校などで歌やバレエのレッスンに励んだ。

 しかし、ファンや女子生徒が「宝塚に男は合わない」と強く反発し、男子はカーテン裏からコーラスに参加したり、舞台装置を動かしたりするばかり。俳優として一度も宝塚大劇場の舞台を踏むことなく、54年3月に解散した。

 音楽学校の校舎は改修され、昨年4月に市立宝塚文化創造館となった。今回のイベントは演劇ライターの辻則彦さん(57)や市民ら7人でつくる「宝塚文化を紹介する会」が企画。辻さんは「歌劇団を裏で支えた男子部のことを知ってほしい」と話す。

 当日は、神戸市の元ダンサー福島亘さん(81)と、いずれも大阪市に住む元俳優の鈴木繁男さん(78)、吉井孝明さん(81)、永野喜也さん(76)が出演。男子部を描いたドキュメンタリー番組も上映される。午後1時30分〜4時、入場料千円。問い合わせは市文化振興財団(0797・85・8844)へ。(森直由)

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