就活は、選択の連続。やらない選択より、やる選択を!

<第2回>文 篠原真喜子

Q.売り手市場だし、そんなに頑張らなくても内定もらえますよね?

A.そんなに甘くありません! 就活は、選択の連続。やらない選択より、やる選択を!

 みなさん、こんにちは。就活キャリアアドバイザーの篠原真喜子です。

 2019卒の就活生と話をしていると、早くから準備をしている学生がいる一方、「売り手市場だから、なんとかなりますよね?」「先輩も、2月頃に就活を始めて大手に内定していたから、大丈夫ですよね?」とのんびりした声も……。もし、このコラムの読者の中にもそんな気持ちの人がいたら、「すぐ始めよう! 動き出そう!」と、声を大にして言いたいです。

 2017年平均の有効求人倍率は、1.50倍と、1973年以来44年ぶりの高水準です。たしかに、数字だけを見れば超売り手市場ですから、「どこでもいい」のであれば、内定は得られるかもしれません。でも、違いますよね? せっかく働くのだから、やりがいを感じられたり、お給料がよかったり、自分が成長できたり、プライベートと仕事のバランスがとりやすかったり……やりたいことを実現できる環境に身を置き、イキイキと働きたいですよね。

 けれど、そういう「人気企業ランキング」に載るような会社は、総じて高倍率。しかも、「売り手市場」といってもバブル期の大量採用時代とは違い、採用基準を下げてまで企業が内定を出すことはしませんから、そう簡単に内定はいただけません。

 先日、エアライン、ホテル、人気カフェ、銀行などに軒並み内定したKさんが、こんな話をしてくれました。「就活を始めたころは、結構いけるかもって思っていました。売り手市場だし、採用数も多いし、って。でも、大間違いでした。インターンは全滅で、面接にも行けませんでした。甘かったんです。このままではまずいと思い、できることはすべてやりました。OG訪問は25人、新聞スクラップはノート3冊、企業研究ファイルは4冊、ESも10人以上に見てもらい、30回以上書き直しました。それだけやったら内定がもらえました」

 すごいですよね。Kさんが特別? いえいえ、そんなことはありません。毎年たくさんの内定者に会いますが、受かる人は受かるだけの努力をしています。有名企業に内定した先輩が「なんにもしてないよ~」なんて言っていたら、大概はウソだと思って(笑)と、私はアドバイスしています。

 就活は、選択の連続です。「説明会に行った方がいいかな? 行かなくても平気かな?」「ESを添削してもらったほうがいいかな? しなくてもいいかな?」「新聞を読んだ方がいいかな? 読まなくてもなんとかなるかな?」「OG訪問したほうがいいかな? しなくてもいいかな?」など、就活中、様々な選択を迫られると思います。その選択を迫られたときに、自ら“やる”という選択ができるか。その選択の差で結果が大きく変わってきます。

 “やらない”選択より“やる”選択! 出来ない理由を考えるのではなく、どうしたら出来るかを考えてみましょう。

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

この記事をシェア