Q.就活解禁直後に行われる合同会社説明会には、朝から並んだ方がいいですか?

<第4回> 文 篠原真喜子

A.NO! 無理して並ぶ必要はありません。むしろ15時以降が狙い目です!
 明日は、3月1日。いよいよ就活解禁です。ここからはめまぐるしく状況が変化し、ものすごいスピードで毎日が過ぎていくはず。内定までの道のりは険しいと思いますが、楽しく前向きに頑張っていきましょう!
 さて、解禁と同時に始まる合同会社説明会(いわゆる合説)。大規模なものだと、1回に数万人が参加しますよね。昨年参加した4年生に話を聞くと、「開場の1時間前から並んだのに、とにかくすごい人で中に入るだけでも大変。やっと入場できたと思ったら、人気企業のブースは大混雑。広い会場に人が溢(あふ)れていて、人に酔ってしまって昼過ぎには退散。疲れました……」という声がたくさん。そうなんですよね。慣れないうちは参加するだけでヘトヘト。張り切って出かけていったのに、疲れただけで終わってしまったという人も少なくないようです。

 そこで!! 今日は、合説で効率よくブースを回って、情報を収集する方法をお教えします。それは、終了時間の2、3時間前を狙って会場に行くこと。例えば、10時から18時までの合説であれば、15時以降に行ってみて。午前中は就活生で大混雑している会場も午後にはだいぶすいてきて、人気企業のブースでも人はまばらなんてことがよくあります。人が少ないですから、当然効率よく回れますし、採用担当者と時間をかけて話すこともできます。

 さらには、こんな技もセットで行ってみてはどうでしょう? 参加者が減る後半の時間帯に合説に行き、上手に活用した内定者の例をご紹介します。

①1日に2回行く
 張り切って初回の説明会に行ったがすごい人で、話を聞くだけでやっとだった。そこで、終わりごろもう一度ブースに行った。「初回も出たのですが、人が多くて質問できなかったので、いま質問してもよろしいですか?」と話しかけると、「2回も来てくれたの?」と好感触! 顔と名前を覚えてもらうことに成功した。(メーカー内定Sさん)

②あえて最終回の説明会を予約する
 1日に複数回説明会がある場合は、なるべく最終回を予約するようにしていた。人が少ないので、採用担当者の近くでじっくりと話を聞くことができた。最後まで残ってアンケートをびっしり書いて提出したら、後日、個別のOB訪問の機会をもらえた。(ハウスメーカー内定Tさん)

③第一志望企業のブースには毎回顔を出した
 第一志望企業がブースを出していたら、あいさつ程度でもいいから毎回顔を出した。本当に毎回行くものだから、「また来たの?」と苦笑いされることもあったが、午後のすいている時間だと1対1で話をすることができた。その会社に対する思いを一生懸命伝えると、「そこまで本気なら……」と、インターンシップ参加学生だけが参加できる説明会に声をかけてもらえた。(マスコミ内定Sさん)

 いかがでしたか? 「合説は、企業の説明を聞くだけだし、行ってもあまり意味ないのかも」と思っている就活生もいるようですが、そんなことありません。次回は、会社説明会で好印象を残す方法をお教えします。内定者の例をたくさんご紹介しますので、お楽しみに!

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

この記事をシェア