Q.会社説明会はスタンプラリー? 何回も行かないと内定できないって本当?

<第6回> 文 篠原真喜子

A.カウントしている企業もあるのは事実。気になる企業があったら複数回参加するのもおススメです。

 就活解禁から2週間が経ちました。みなさん、疲れてきていませんか。昼間は慣れないスーツと革靴で歩き回り、夜はパソコンに向かってWEBサイトをチェックしたり、ESを書いたり……。知らず知らずのうちに疲れが溜まり、体のちょっとした不調が出てくるころです。私のところにも「まだ始まったばっかりなのに、苦しいです」なんて声が聞こえてきています。そんな時は、無理は禁物! 「体調管理」は仕事をする上でも重要ですから、無理をしすぎず、でも、ゆっくりでもいいのでなるべく動きを止めず、自分に合うペースを見つけていきたいですね。

 さて、最近、学生の方々からよく聞かれるのが「この企業、説明会に5回以上出ないと内定できないと聞いたんですが本当ですか?」という質問。回数は様々ですが、企業が説明会や相談会に出席した回数をカウントしていて、足りないと内定できないという噂(うわさ)。就活生の間では「スタンプラリー」と呼ばれています。私の経験では、金融・損保・旅行業界の志望者が、こういう心配をしているケースが特に多いようです。本当のところはどうでしょうか。

 冷静に考えてみると、説明会に複数回参加していなくても、内定している人はいます。今年メガバンクに内定したOさんは、当時、テレビ局が第一志望だったため内定先のメガバンクの説明会には1回しか参加していませんでしたが、内定をゲット。面接でも説明会参加回数について問われたことはなかったと言います。

 ただ、やはり、たくさん参加していればそれだけ企業理解も深まりますからそういう人の内定率が高くなるのは自然なこと。また、前回お話ししたように、説明会の様子はかなり見られています。いつも一番前に座り、必ず質問していたら、採用担当者に顔と名前を覚えてもらえた学生もいます。ですから、志望度の高い企業の会社説明会には複数回行くのも一つの手ですよ。

 それに、採用担当者の立場で考えたら、何度も自社の説明会に足を運んでくれる学生がいたら熱意を感じると思いますから!

 説明会関係でもう一つご紹介。説明会をドタキャンすると「ドタキャンリスト」にのってしまい落とされる、という噂。でもよく考えてみて! 採用担当者はこの時期とても忙しいです。人によっては全国を飛び回っています。一人ひとりが説明会に参加したかしていないか、そこまで細かくは確認していません。でも、無断欠席やキャンセルが続けば目立ちますし、印象が悪くなるのは確か。社会人のマナーとして、ドタキャンはなるべく避けて、どうしても都合が悪くなった時は連絡をしてお詫びしましょう。

 次回は、OB・OG訪問の仕方についてお教えします!

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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