Q.面接で回答するとき、緊張して言葉につまってしまいます。何かいい方法はありますか?

<第11回> 文 篠原真喜子

 面接は就活生の誰もが通る道。その企業への志望度が高ければ高いほど、緊張もひとしおですよね。最近は、「面接で落とされることが続いてすっかり自信がなくなってしまった」という相談を受けることも増えてきました。今回は、面接に対する苦手意識をなくす方法をお伝えします。

①余裕を持って会場に到着する。30分前を目標に
 ただでさえ緊張する面接。行き慣れない場所に向かうには、時間に余裕を持って行動しましょう。道に迷って遅刻寸前、汗だらだらで何とか到着、それでは焦る一方です。会場には30分前到着を目指し、まずは身だしなみを一通りチェックしましょう。さらに、提出したESを見返したり、朝日新聞デジタルでその会社の記事をチェック(過去記事検索)したりしてから面接に臨むくらいのゆとりがあるとベストです。

②面接は、社員との会話を意識する
 「面接は試験だから、なんとか自分をよく見せたい」と思いすぎると、余計な力が入り、失敗してしまうケースが多くあります。声が震えてしまったり、言おうと思ったことを忘れて頭が真っ白になってしまったり……。そんな時は、面接担当者と会話を楽しむことを心がけましょう! 無理して、すごいことや格好いいことを言おうとしなくてもいいのです。「2017年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、面接時に特に注視するところは「明るさ・笑顔・人当たりの良さ」ですから、質問に対して笑顔でハキハキと答えるだけでも高評価につながりますよ。

③クッション言葉を使う
 面接通過率が良い学生は、「クッション言葉」の使い方が上手だと感じます。クッション言葉とは、何かを尋ねたり、お願いしたり、異論を唱えたりする場合などに、言葉の前に添えて使用する言葉のこと。面接でも、
・質問の意図がつかみきれなかった時に
 「恐れ入りますが、もう一度質問を教えていただけますでしょうか」
・企業に対して言いにくいことを言う時に(当社が改善すべき点などの質問で)
 「学生の身分で申し上げるのは憚(はばか)られるのですが」「これは学生の意見ですが」
・突然の質問に、言いたいことがまとめきれない時に
 「質問の意図に合っているかわかりませんが」「突然で緊張しているのですが」などを、使ってみましょう。
 クッション言葉をひとこと添えると、ストレートには言いにくいことも、やわらかく、丁寧に伝えることができます。また、いきなり何か言おうとするより、落ち着いて回答できるようになります。

④場数を踏むこと
 面接会場独特の緊張感や雰囲気に慣れるために、場数を踏むことも大事。いくら準備をして臨んでも、「面接本番」では思いを伝えることがいかに難しいか実感できると思います。時間は限られているし、相手もいることです。解決策はとてもシンプルで慣れること。何度か経験すると、確実に面接スキルはアップします。志望度が高いほど緊張は高まりますから、第1志望企業の面接を受ける前に、第2志望群、第3志望群企業の面接を経験できるよう、スケジュールを組んでみてください。

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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