面接で「第一志望ですか?」と聞かれた時の答え方。「第一志望群」はOK?【最新版】

<第47回> 文 篠原真喜子
itakayuki(Getty Images)
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Q.最終面接で「第一志望ですか?」と聞かれたら、どう答えるのがいいですか?

 はい、これぞ就活あるあるですね。面接では、他社選考状況を聞かれることも多く、同じように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

迷いなく「御社が第一志望です」と答えよう!

 もし面接で「弊社が第一志望ですか?」と聞かれたら「はい、御社が第一志望です」と答えるのがいいと思います。面接担当者の目を見て、迷いなく言うのがポイントです! 伝え方があいまいだと、その会社が本当に第一志望でも、「他に行きたい会社があるのではないか」と思われる可能性があります。第一志望ならなおさら、会社に対する熱意や入社したいという意志をしっかり伝えましょう。

第一志望でなくても、「第一志望」と言っていいのか?

 困るのは、第一志望の会社が他にある場合や、それほど志望度が高くない場合ですよね。正直に「第一志望ではありません」と言うか、「第一志望です」と言うか迷うと思います。採用する側の立場に立って考えてみましょう。

takasuu(Getty Images)
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 面接担当者も、学生が何社も受験していることはわかっています。複数内定を得た学生から内定辞退される可能性があることも織り込み済みです。とはいえ、採用には膨大な時間とお金がかかっていますから、「御社は第二志望です。他が受かったら御社ではなくそちらに入社したいです」などと学生に言われたら、面接担当者はどう思うでしょう。よっぽど優秀で、ぜひ入社してほしいと思う学生が相手なら別ですが、たいていは内定を出しにくいと思います。

 まだ決めかねている状態なら迷っている気持ちが出ないように気を引き締めて。一番行きたい会社に受かるかどうかもわかりませんし、全部受かったとして、気持ちが変わるかもしれません。仮に、他に行きたい会社があったとしても、面接を受けている今この瞬間は、「この会社が第一志望」でしょうから! 「第一志望です」と、胸を張って答えていいと思いますよ。

「第一志望群です」と答えては×

 注意しなければいけないのは、「第一志望群ですか?」と聞かれたとき。つられて「はい。第一志望群です」と答えては×。第一志望群というのは、いくつかある会社のなかの一つという意味です。「第一志望です」と答えましょう。

takasuu(Getty Images)
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「第一志望ではない」と答えても、内定している人はいる

 ある学生は、第一志望の1社以外は、すべての会社で「第一志望はほかにある」と正直に伝えていました。それでも、「わかりました。 それでもあなたが欲しいので、内定を出します。もし、その会社に入社がかなわなかった場合は、ぜひ当社に入社してください。」と人気企業3社から内定をいただけたそうです。他にも、「就活を終えるなら内定を出します」と言われたとき、正直に「まだ他の会社も受けさせてください。納得するまでやりきってこちらに入社したいです」と伝えて、受け入れていただいたという話もあります。

「第一志望ですか?」と確認された時こそ、熱い思いを伝えるチャンス

 大切なのは「伝え方」。どんなに「第一志望だ」と言っても、中身が伴っていなければ内定はいただけません。「第一志望ですか?」と確認された時こそ、思いを伝えるチャンスです。業界研究、企業研究によって得た知識や熱い思いを語りましょう。企業の採用ページや会社案内の情報だけでなく、IR情報や新聞記事の情報、出来ればOB・OG訪問なども行い、「ですので他のどの会社でもなく、御社に入社したいのです」と伝えきりましょう。面接担当者に「この学生は、こんなに希望してくれているんだな。こういう学生に入社してほしい」と思われてこそ、内定がいただけるのです。最終面接では特に、入社する強い意志があるかを念入りに確認されます。「第一志望です!」と自分から言わなくても、面接担当者が「この学生は、うちの会社が第一志望なのだな」と思ってくれるくらい、入念な準備をして、気持ちを高めて面接に臨むことが大事です。

※2018年5月9日の記事を最新版にアップデートしたものです。

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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