Q.面接力をアップさせる方法を教えてください

<第13回> 文 篠原真喜子

 今回は、「6月1日から第1志望群の会社の面接が始まります。もう既に何社か面接を受けましたが、まだ内定はありません。このままでは不安です。面接力をアップさせる方法を教えてください」というお悩みです。

 わかります、その気持ち! 6月1日の面接解禁日までに少しでも自分の面接力を上げておきたいですよね。私がおすすめしたいのは、面接の振り返りを“徹底的に”行うこと。ざっと振り返るのではなく“徹底的に”です。やりかたを詳しくお伝えします。

【“徹底的”面接振り返りのやりかた】
手順① 面接の様子をノートに書き出す
 まずは面接の様子を思い出してノートに書き出してみましょう。内容は、会社名、何回目の選考か、日付、場所、面接の所要時間、グループ面接か個人面接か、面接担当者と自分の配置など。文字だけでなく、図にするのもおすすめ。面接担当者の役職やお名前、年代が分かればそれも記入しましょう。

手順② 質問とそれに対する自分の答えを漏れなく書き出す
 面接担当者からの質問と答えをできる限り正確に書き出してみましょう。記憶が薄れないうちに、面接が終わったらすぐ書くのがポイント! 可能なら面接後30分以内にできるといいです。毎回、面接が終わると会社の最寄り駅のベンチで書いていたという先輩もいました。

手順③ 面接担当者の反応や自分が思ったこと、感じたことも書き出す
 自分の答えに対して面接担当者の反応はよかったのか悪かったのか。深掘りされた質問は何だったか。質問に答える時、自分はどんな心情だったのか。うまく答えられた質問やそうでない質問は何だったか。話し方はどうだったか(早口になってしまった、落ち着いて話せたなど)。面接の様子をよく思い出してみましょう。

手順④ 次回に向けての改善点を書く。回答をブラッシュアップする
 面接でうまく答えられなかった質問があったら、次はきちんと答えられるように、また同じ質問をされた時には、もっとよい回答ができるように内容を考え直してみて。回答をブラッシュアップしましょう。

【振り返りを行う時は、人の力を借りるのも手!】
 とはいえ、一人で振り返りをしていると、本当にこれでいいのかな? と不安になることがありますよね。何をどう改善したらよいのだろうと、判断がつかなくなることもあるかもしれません。そんな時は、内定者やOB・OG訪問した先輩の力を借りるのも手です。面接振り返りメモを見せて、アドバイスをもらいましょう。内定者の回答と自分の回答がどう違うのかを比較分析したり、社員の方にヒントをもらって考えたりすれば、自分では気づけなかった改善点が明確になり、よりよい回答を見つけ出す手がかりになります。

【採用担当者にダメだった理由を聞くのもアリ!】
 これは、採用担当者から個別に合否連絡をいただけた場合に有効なのですが、電話やメールでのご連絡の際に、通過できた理由、逆にダメだった理由を聞くのもアリです。 「え? そんなことしていいの?」と思う人も多いかもしれません。でも、誠意をもって質問すると、答えてくれる採用担当者の方は意外と多いんです。残念ながら落ちてしまった場合でもです。私が指導している学生たちも、この方法でアドバイスをもらうことに成功した人がたくさんいますよ。こうした個別のやりとりを行っていない企業も多いですから、必ずコメントが得られるとは限りません。でも、もし、面接後に採用担当者からアドバイスをいただくことができたら、非常に参考になります。ダメもとで、ぜひ聞いてみてください。

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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