Q.今3年生です。夏のインターンシップは参加したほうがいいですか?

<第17回> 文 篠原真喜子

 こんにちは、就活キャリアアドバイザーの篠原です。まもなく7月ですね。2020年卒の大学3年生、大学院1年生も「そろそろ就活を始めないと……」と思い始めるころでしょうか。

「大学3年の夏に就活スタート」がここ数年のトレンド

 6月1日、19年卒の選考が解禁されたその日にオープンしたのが、20年卒(大学3年生)対象のインターンシップサイト。経団連の指針では、3月1日に会社説明会、6月1日に面接などの選考活動解禁となっていますが、実際は「大学3年生の夏が就活スタート」というのが、ここ数年の就活トレンドです。今年は4~5月に大学内でインターンシップ説明会を開催した学校も多く、なんと、キー局アナウンサー採用は、5月中に夏のインターンシップ応募を締め切った局もあり、年々スタートが早まっている印象です。

インターンシップは参加したほうがいいですか?

 さて、今回は、大学3年生から届いた「インターンシップは参加したほうがいいですか?」という質問です。

答えは、YES! ぜひ参加してみましょう。志望業界が決まっていないという人も、何から始めたらいいかわからないという人も、動き出してみることが大事です。

インターンシップって何?

 インターンシップは、企業で行われる就業体験のこと。セミナー形式のもの、実際の業務を体験するもの、課題解決型のものなど、企業によって様々です。業界や企業についての理解が進み、「仕事とは何か」を考えるきっかけになるのはもちろん、社会人とのコミュニケーションを学んで、自身のキャリアデザインを考える上で、大変参考になる機会です。

 しかし、インターンシップは、希望すれば誰でも参加できるわけではなく、エントリーシート(ES)を提出しての書類審査や面接審査があるのが一般的です。人気企業では、100倍以上になることも。

完璧なESを書けなくても大丈夫。まずは書いてみることが大事

 「ESを書くの? そんなのまだ無理! 面接なんてなおさら……」と思う人もいるかもしれません。心配無用です。夏のインターンで完璧なESを出せなくても気にすることはありません。まずは、一度書いてみる、提出してみる、それが一番大事です。自分はどんな人間なのか、その企業のインターンシップに参加して何を知りたいのか、学びたいのか、背伸びをせず素直な気持ちで書いてみましょう。

インターンシップから内定するって本当?

 複数企業の採用担当者と話したところ、早く動く学生ほど意識が高く優秀、という認識が長年の経験から浸透しているようです。また、企業側は、なにより3月解禁から6月面接開始までの短い期間ではなく、もっとじっくり時間をかけて自社の社風や業務内容を知ってほしいと思っています。そのためにも、早くから学生にアプローチしようと必死です。良い学生がいたら、もっと自社の魅力を知ってほしい、自社を受験してほしいと思うのは、自然な流れですよね。ですから、夏のインターンシップをきっかけに早期選考につながったという話も、実際にある話です。

 希望の会社のインターンシップに参加できることになったら、目的意識を持って、「ここで内定者候補になるぞ!」というくらいの気持ちで参加することをオススメします。

 夏のインターンシップでその後の就活が変わった!という先輩内定者の話を紹介しておきます。

◎自分が何に興味があるかわからなかったけど、インターンシップに参加したことで、興味のある業界がわかった。自分が仕事をする上で大事にする価値観も見えてきた。

◎ESで落ちてしまい、1社も参加できなかった。これではいけないと思い、新聞をよく読み、早めの準備を始めた。ESで落ちたショックがあったからこそ、今の会社に内定できたと思う。

◎インターンに参加したら、その後個別相談会やインターン参加者だけのセミナーに参加する機会がもらえた。お陰で、他の学生より業界研究が進み、面接で差がついた。

 いかがでしょうか。何事も経験。ぜひ、この夏、各社が開催するインターンに申し込んでみてください。

 最後に、アナウンサー志望の人にお知らせです! 毎年、応募者多数で抽選になるほど人気の「アナウンサー就職フェア」を7月5日に東京で開催します。テレビ朝日アナウンサーやアナウンサーに内定した先輩が出演するほか、私も受かるESと落ちるESの差などをレクチャーします。まだこれから準備という人は、ぜひイベントをチェックしてみてください。

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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