Q.「お祈りメール」のショックから復活する方法は?

<第34回> 文 篠原真喜子

 不採用を告げる「お祈りメール」。みなさんは、これまでいったい何通受け取ったでしょうか? 私の就活中を振り返ると、10通、20通? いや、30通は軽く超えていると思います。「お祈りメール」をもらったときの、あのスーッと血の気が引いて、一瞬思考停止するような感覚。今でも忘れることができません。

篠原真喜子 様

先日は、弊社の面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。
このたび、慎重に選考を進めた結果、誠に残念ながら、今回は貴意に添いかねる結果となりました。
このようなご連絡しかできず、大変恐縮ではございますが、何卒ご了承いただけますと幸いです。
末筆ながら、篠原様の今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

○○○株式会社 採用担当

 「最終面接で落ちました。もう無理です」「あんなに準備したのに、第1志望に1次面接で落ちてしまいました」「2次面接から先に進めません。何がダメなのか……」。4月も後半になると、こうした相談を受けることが多くなってきました。

 ESや筆記で落ちるなら、努力不足だったと割り切ることもできます。でも、面接を2回、3回と受けたあとに送られてきた「お祈りメール」は、何がダメだったかわからないだけにつらいですよね。ましてや最終で落ちたとなれば、人間性を否定されているような気持ちになり、心が折れそうになる人もいるでしょう。その気持ち、とてもよくわかります。

 でも、こればかりは、へこんでいても仕方ないのです。気持ちを切り替えて、前に進むしかありません。むしろ「お祈りメールをもらってからが勝負」です。反省して、リフレッシュして、次に向けて頑張りましょう。

 「そんなにすぐには気持ちを切り替えられない」「リフレッシュって、どうすればいいの?」。そう言いたくなる人、大丈夫です。多くの先輩たちも通ってきた道です。いま、どん底にいる皆さんのために、先輩たちのどん底体験談&「お祈りメール」からの復活方法をご紹介します。これを読んで「もう少し頑張ってみようか」「これなら自分に合いそう」と思ってもらえることを願って……。

一人カラオケで全力シャウト

 第1志望だったANAの選考に書類で落ちたときには、さすがにかなりへこみ、一人、部屋で泣きました。どん底でした。その時点では、他に内定がなかったので「どうしよう」と本当に不安で。でも、翌日は他社の面接が控えていて、なんとか気持ちを切り替えようと向かったのは、一人カラオケ。1時間、全力でシャウトしてストレス発散しました!(JAL CA内定 Iさん)

反省ノートをつづる

 最終で落ちたときは、ES落ちや1次落ちとは比べようもないくらいショックでした。面接で「一緒に働けるのを楽しみにしていますね」とまで言われたのに、届いたのは「お祈りメール」。人間不信に陥りそうでした。悔しくて、泣きながら反省ノートをつづりました。反省点を3ページくらい書きなぐって、最後には「私を落としたことを後悔させてやる!」と、闘志に変わりました!(楽天内定 Nさん)

ヘトヘトになるまで走る

 アナウンサー試験でES(写真)落ちが続いたときには、自分の容姿をはなから否定されたような気になり、女としての屈辱を味わい続けました(笑)。ふて寝しようにも、悔しくて眠れない。そんなときは、河川敷をひたすら走る走る走る。そうすれば、体が疲れきって嫌でも眠気が襲ってきます。ダイエットにもなりますし! 一石二鳥でした。(NHK アナウンサー内定 Aさん)

とにかく愚痴る

 「結局はなんとかなる」という思いと「自分みたいな人間が社会の役に立てるはずがない」という思いが相反し、とにかく毎日が不安でした。対策はとにかく愚痴る! 毎日好き勝手言いたい放題の愚痴を受け止めてくれた母には本当に感謝しています。(伊藤忠商事内定 Kさん)

早く寝て、朝日と共に起きる

 周りが最終面接に進むなか、自分だけが1次、2次で落ちていた時期は本当につらかった。「お祈りメール」が来るたびに落ち込み「いっそ不合格とだけ書いてくれ」と思った。思い出すと、けっこうやばい精神状態だったと思う。そんなときは、寝る。夜はマイナス思考に陥りがちなので、一晩ぐっすりと寝て、朝日と共に起床すると元気になれた。(リクルート内定 Hさん)

 最後にもう一つ、大事なアドバイスを。リフレッシュして、すこし気持ちが落ち着いたら、落ちてしまった面接を丁寧に振り返ってみてください。面接振り返りの仕方は、コラムに書いていますので、参考にしてみてくださいね。次の面接で同じ失敗を繰り返さないように、もっとよい受け答えができるように、面接力を上げていきましょう!

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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