先輩たちの「失敗談」から学ぶ! <一般企業受験編・前編>

<第44回> 文 篠原真喜子

 <アナ受験編><マスコミ受験編><エアライン受験編・前編><エアライン受験編・後編>と続いた「先輩たちの『失敗談』から学ぶ!」シリーズも、最後の<一般企業受験編>となりました。尽きることがない先輩たちの失敗談(笑)。<一般企業受験編>も<前編><後編>に分けてお伝えします。<前編>は、ESでの失敗、自己PR動画での失敗、筆記試験での失敗、説明会での失敗、自己分析での失敗、インターンでの失敗です。

ESでの失敗

ESを人に見せるのが恥ずかしい
 ESを人に見せるのが恥ずかしく、誰の力も借りず一人で書いていました。しかし、インターンのESは全敗。そこで、勇気を出して篠原さんに相談すると「人に見せるのが恥ずかしいようなESを企業に出しているほうがよっぽど恥ずかしい!」と言われてしまいました。おっしゃる通りです……。それ以降は、大学の先生、サークルの友人、アルバイト先の先輩、社会人の方などいろいろな立場の人に見てもらうように。その結果、本選考のESで落とされることはほとんどありませんでした。(情報通信会社内定 Mさん)

「事務職」なのに「一般職」と書いてしまった
 同じ仕事でも、会社によって「事務職」「一般職」「業務職」「ビジネスサポート職」など呼び方が異なります。気をつけているつもりでも、何社も何社もESを書いていると混乱してきて……。その会社は「事務職」なのに「一般職」と書いてしまい、あってはならない失敗をしました。(専門商社内定 Nさん)

間違えて中国地方でエントリー
 ES提出時、東京エリアでエントリーするつもりが、間違えて中国地方でエントリーしてしまいました。ダメもとで採用担当者にメールするも「エントリー後の変更はできません」と。泣く泣く受験を諦めました。(大手旅行会社内定 Oさん)

自己PR動画での失敗

「ミスった~」動画を提出
 商社の選考で自己PR動画を出す際、間違えて「ミスった~」と言っている動画を提出してしまいました。【提出】と【やり直す】のボタンが隣同士にあり、【やり直す】を押すはずが【提出】を押してしまったのです。採用担当者に電話をし、提出し直せないか聞いてみたが、もちろん×。落ち着いて行動することが大事だと学びました。(コンサル内定 Kさん)

反転した自己PR動画を提出
 17時締め切りで、動画を撮り終えたのは16時。スマホからアップロードしようとしたら、何度やっても動画が反転してしまうのです。パソコンからアップロードし直そうと試みたけれど、大学のパソコンが接続不良で失敗。慌てて母に相談すると「いいから、反転でもいいから出しなさい!」と言われ、そのまま提出したけれど受かるわけがなく……。余裕をもって準備しなかったことを大反省しました(母も大激怒)。(旅行会社内定 Bさん)

筆記試験での失敗

筆記試験の対策が甘すぎた
 大学3年の夏休みにSPIの本を買ったのに、そのまま開くことなく時間は過ぎて……。結果、SPIのWEBテスティングやテストセンターで落ちた会社がたくさんありました。どうしてちゃんと勉強しなかったのか。筆記試験の対策が甘すぎました。後悔しかありません。(飲料メーカー内定 Kさん)

SPIの勉強はもっと早めに取り組んでおくべき
 留学先にもSPIの対策本を持っていったにもかかわらず、ほとんど開くことはなくそのまま帰国。大学4年の春になってようやく勉強を始めました。某商社ではテストセンターの点数でバッサリ足切りをしており、複数の友人も面接に進めなかったと聞いています。面接に進めないのはもったいないので、SPIの勉強はもっと早めに取り組んでおくべきです!(政府系金融機関内定 Sさん)

まったく見当違いな回答を
 新聞を読むことをサボっていた期間、損保大手の2次選考で時事問題の小論文が出題され、まったく見当違いな回答をしてしまいました。毎日、1面だけでもざっくり目を通しておくといいと思います。(損保内定 Kさん)

説明会での失敗

「渋谷公会堂」だと思っていたら「日比谷公会堂」だった
 合同会社説明会の場所を「渋谷公会堂」だと思っていたら「日比谷公会堂」だったことがあります。渋谷駅についてから気づきましたが、早めに家を出ていたのでぎりぎり間に合いました。時間に余裕を持って行動することの大切さと、事前確認の重要性を痛感しました。(大手旅行会社内定 Uさん)

説明会で寝てしまった
 就活でくたくたに疲れ、説明会で寝てしまったことがあります。人事担当者は私の顔を覚えていないと思いますが、反省しました。何より、何のためにわざわざ時間をかけてここに来ているのだろうと悲しくなりました。(地方銀行内定 Wさん)

事前準備の甘さを説明会で指摘されて
 インターン参加者のみが招待される説明会で、質問をあまり考えていかなかったため積極的に発言できませんでした。社員の方に「せっかくなんでも聞ける機会があるのに、事前に準備をしてこないのはもったいない。やる気がないと思ってしまいます」と。説明会や座談会に挑む際の姿勢の大切さを痛感しました。(テーマパーク内定 Aさん)

自己分析での失敗

5万字分の自分史とノート2冊分の自己分析
 自分のことがわからず、ワードに「自分史」を打ち込んでいたら気がつけば5万字に。それでもまだ納得がいかず、さらにノート2冊分、自己分析をしました。やりすぎだったと思います……。(食品メーカー内定 Yさん)

「やりたい仕事」と「向いている仕事」は同じではない
 ずっとCAになりたいと思っていたけれど、CAの説明会に行ってもOG訪問をしてもしっくりこない自分がいたのです。自己分析をし直し、友人・知人にも意見を求めると「自ら企画・提案ができる仕事」が向いているというのが共通した意見でした。「やりたい仕事」と「向いている仕事」は必ずしも同じではない、ということに気づくのが遅すぎました。もっと早くこれに気づけたらよかったと思います。(テーマパーク内定 Iさん)

インターンでの失敗

場違いだったエアラインのインターン
 軽い気持ちでエアラインのインターンに参加。しかし、完全に場違いでした。みなさんメイクも髪形もきれいに整えて、ハキハキお話しされているのに、私はメイクもほとんどしておらず、前髪はバーコード状態……。そのインターンから特別選考ルートに呼ばれて早々に内々定をもらった学生もいると聞き、次からはしっかりやろうと決意しました。(地方銀行内定 Wさん)

 いかがでしたか? 読んでいるこちらもヒヤヒヤするような失敗談も出てきましたね。次回の<後編>は、OB・OG訪問での失敗、面接での失敗、メンタル面での失敗です。お楽しみに!

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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