先輩たちの「失敗談」から学ぶ! <一般企業受験編・後編>

<第46回> 文 篠原真喜子

 「先輩たちの『失敗談』から学ぶ!」シリーズは、今回が最後。<一般企業受験編・後編>です。

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メンタル面での失敗

■スタートラインにも立てない自分に落ち込む
 ESで落とされることが続くと、スタートラインにも立てていない自分が嫌になり、前向きになれずつらかったです。自分に自信がもてず、周りの友人がすごい人に見えてきて落ち込みました。自分のいいところやアピールできるところを見つけようと思っても、何も思い浮かばず余計にへこむという負のスパイラルに陥っていました。今思えば、企業との相性だってあるし、他の就活生と自分を比べすぎたなと反省しています。(食品メーカー内定 Oさん)

■生きた心地がしない。結果通知までの期間
 最終選考から結果通知までの期間は生きた心地がしませんでした。常にスマートフォンを片手に何もしない日々が続き、アルバイト等で気分を紛らわそうにもなかなか紛らわせず、とても苦しかったです。就活掲示板を何度調べたことか……。自分に合った気分転換の仕方を、みなさんはぜひ見つけてください。(大手コーヒーチェーン内定 Sさん)

■自分は社会不適合者なのでは……
 「有名大学だし、帰国子女だし、留学経験もあるし、就活は何とかなるでしょ!」と、完全に油断していた。夏のインターンはどこにも受からず、一時期自分は社会不適合者なのではないかと本気で思った。せっかくこの大学に入ったのだし、周りの人たちのためにもいいところに就職したい! という思いやプライドは、自分を苦しめた。(外資系コンサル内定 Cさん)

面接での失敗

■自分らしさを出せていなかった
 自分らしさを一切出せないまま面接を受け続け、何社もの企業の最終面接で落ちてしまったときは、本当につらかったです。志望度の高い低いに限らず、企業研究を徹底し、面接の準備もしっかり行っていたのに内定がもらえない。原因がわからず、かなり落ち込みました。あるとき、「どうせまた落ちるし、楽しんでこよう! アルバイト先(飲食店)で、お客様と話すつもりで」と考え、最終面接を受けると、「あなた、面白いですね~」と大盛り上がり。気持ちに余裕がなく、自分らしさを全く出せていなかったのだと反省しました。(IT系企業内定 Kさん)

■ドアを開けてから挨拶? それとも先に挨拶?
 第一志望の企業の最終面接でのこと。退出する際、初めて自分でドアを開けるパターンだったので、少しテンパってしまい、「ドアを開けてドアノブを持ったまま挨拶(あいさつ)をする」か、「先に挨拶をしてからドアを開けて出ていく」か、迷ってしまいました。いったんドアノブに手をかけたあとに「先に挨拶をすべきでは?」と気づき、一時停止。振り返って挨拶をしたのですが、明らかに不自然な行動でした。最後の最後でやってしまった~とへこみました。(運輸内定 Iさん)

■実際には面接だった
 「選考には関係ありません」「面接ではなく、面談です」。その言葉を信じていた1年前の自分に、「そんなわけないだろ! これは面接だ!」と伝えたい。個別の説明会・相談会や面談が、実際には面接だったということがたくさんあります。(通信会社内定 Mさん)

■面接中に台詞が出てこない
 私は本当に話が下手なので、会社ごとに志望動機やガクチカなどの台詞(せりふ)をつくって毎回覚えていたのですが、面接中に台詞が出てこないことがあり、ボロボロに終わってしまったことがありました。丸暗記はおススメしません。(メガバンク内定 Kさん)

■予想外の質問に答えを返せなかった
 ブライダル会社の面接で、「普段のファッションのポイントは?」という予想外の質問や「他人から見てあなたはどんな人?」という質問に対して具体的な答えを返せず、言葉に詰まってしまったことです。とっさの判断で自分のことをアピールする力が必要だと痛感しました。(IT系企業内定 Kさん)

業界・企業研究での失敗

■受ける業界をもう少し絞るべきだった
 第一志望は消費財メーカーだったのですが、せっかくなのでいろいろ受けてみようと思い、気になった企業を片っ端から受験しましたが、少し失敗したかもしれません。多くの業界を受けるということは、そのぶん業界研究や企業研究が必要となってくるので、自分が本当に行きたい業界+2、3の業界の中で受ける企業を絞れば、もっと業界・企業研究が詰められたと思います。(化粧品会社内定 Yさん)

■受験企業の最新情報も把握していない
 面接で、「弊社の○○サービスについてどう思いますか?」という質問が。「○○サービス」が何のことかわからず、「申し訳ないのですが、それはどのようなサービスでしょうか」と聞くのが精いっぱい。帰りの電車の中で調べると、その日の新聞に「○○サービスが開始」と大きく載っていた。受験企業の最新情報も把握していない自分は、落ちて当然だと思った。以降は、面接前に新聞のデジタル版で検索して、受験企業の記事を読むことを習慣づけた。(飲料メーカー内定 Hさん)

その他の失敗

■お世話になった方々への報告が遅かった
 内定をいただいた後、お世話になった方々への報告が遅くなり、心配をかけたことが一番の失敗です。全てを完璧に仕上げて、きちんとした文章のメールをつくってから、とパーフェクトを求めすぎてしまい、ついつい遅くなってしまったことを反省しています。(大手メーカー内定 Nさん)

■周りが受かって自分だけお祈り
 就活が始まったばかりのころ、就活ゼミの友人たちと大人数で選考結果を見たことがありました。結果は、周りが受かって自分だけお祈り……。平静を装っていたけれど、この状況がただただ悔しく、苦しかったです。その後は、結果は一人でこっそり見ることにしました。(旅行会社内定 Iさん)

■受かってもいないのにESを出さなかった
 「このインターンに通ったら、あのインターンとかぶるからES出すのをやめよう」と、まだ受かってもいないのにESを出すのをやめていた。それを篠原さんに話すと「両方受かってから悩めばいいのよ! 全部出して!」と活を入れられた。そこからは、興味のある会社は全部ESを出した。今だから言える話だが、東京で5DAYSのインターンが行われている4日目にたまたま福岡での1DAYインターンが入ったことがあり、その日は、東京の会社には急な体調不良ということにして福岡へ。日帰りで参加して、次の日には東京の会社のインターンに参加したことがある。インターンに受かる前から、日程に悩みすぎるのは、ナンセンスだと学んだ。(メーカー内定 Sさん)

 いかがでしたか。失敗をするのは怖いし、挫折をすればつらいですよね。でも、そういう経験こそが人を成長させるのだと、このコラムを書きながら実感しています。これから就活を迎える皆さん、失敗を恐れず頑張ってくださいね!

 最後に、11月に開催される就職フェアのご案内です。

エアライン+人気企業 全部内定フェア

第1部【ANA・JAL・資生堂・JTB・伊藤忠商事・オリエンタルランド…全部受かる人の自己PR+志望動機】
企業が評価するアピールポイントの見つけ方、教えます!
講師:ストラッセ東京 主宰 古澤有可

第2部【複数内定後に、ベストな1社を選びたい! たくさん合格する人、しない人、その差はどこに?】
「ES」「面接」「自己PR動画」対策も!
内定者の合格ES・面接トーク・就活ノートなどを大公開します!!
講師:朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー 篠原真喜子

■日時:2019年11月29日(金)16時開場、16時30分開講、19時30分終了予定
■会場:朝日新聞社 浜離宮朝日ホール
■参加費:無料
■対象:女子学生(大学生、短大生、大学院生、専門学校生)
■定員:350人

詳細・お申し込みはこちらから

篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)
プロフィル 篠原真喜子(朝日新聞社 就活キャリアアドバイザー)

2003年入社。自身の就活経験を生かして、2004年に「朝日就職フェア」を立ち上げる。以降、同フェアの企画・MCとして活躍。雑誌「CanCam」「エアステージ」の就活特集にも「就活のプロ」として登場。キャリア支援した学生はのべ5万人。国家資格キャリアコンサルタント。

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