就活、まずは自己分析から その目的とやり方を徹底解説

文 明治大学就職キャリア支援部長 舟戸一治
Manmarumaki(Getty Images)
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 新型コロナウイルス感染症の拡大は、就職活動にも大きな影響を及ぼしています。しかし、どんなに就活の形態が変わろうとも、自分自身をよく理解し、自分のやりたいことを明確にするための「自己分析」の重要性に変わりはありません。

 自己分析の目的は、自分の適性を知り、長所・短所を見つけ、将来なりたい姿を明確にすることです。

▼自己分析の「目的」を明確にする

 自分自身のことは分かっていると思いがちですが、何をしたいか分からない、やりたいことが見つからないといった学生は、特に自己分析に力を入れるべきです。自己分析を進めていくと、自分でも意識していなかった長所や短所も見えてきます。そうすることによって、将来やりたいことが明確になり、希望する業界・企業に目が向くようになるはずです。

 大学のキャリアセンターでは、自己分析に関するセミナーなども開催されていますので、まだ自己分析が十分できていないと感じている方は是非ご利用ください。また、ウェブサイトからワークシートをダウンロードできるように準備しているところもあります。

採用担当者が聞きたいガクチカは?

 やり方はいくつかありますが、共通しているのは、まず自分のことを振り返り、自分自身に関する長所や短所とその理由を書き出してみるという方法です。そのうえで、親しい友人や家族に聞いてみることも有効です。自分の考えていたことと違う反応があるかもしれません。その場合、自分のことをよく知る人と話すことで,自分の思い込みに気付いたり、新たな長所や短所の発見に繋がったりすることが考えられます。

 大学のキャリアセンターでも自己分析のアドバイスを受けることができます。この他にも、就活情報サイトの診断ツールを利用することもできますし、適性検査や性格診断も広く普及しています。

 この自己分析の段階では、興味をもって学んだ専門分野や課外活動、またはアルバイトなど、ガクチカを書き出してまとめておくことも重要です。漠然と頭で考えるだけでなく、初めて会った人にも伝わるよう言語化しておくことが大切です。エントリーシートや面接で自分をアピールする際に、このことが必ず役立つはずです。

 決して忘れてはならないことは、採用担当者が聞きたいガクチカは、何を頑張ったかという経験談の羅列ではないということです。なぜそれに取り組もうと考えたのか、どのような困難があり、それをどのように克服したかといったプロセスと、そこから何を得たのか、どのような成長があったのか、これからどのように生かせるかなどを説明できるようにしておくことが必要です。

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